立木義浩の月下美人   2000/11/27(月)

 立木義浩の写真は好きです。彼はいわゆる女性写真家として一世風靡した人です。しかしボクが好きになったのは女性写真からではなく、開高健とC・W・ニコルの対談本の口絵写真からです。それは写真半分・文章半分ぐらいの本ですが、その写真を見て、初めてこれはすごい写真家だと思ったのです。それからは彼の写真にはかなり注目するようになりました。

 今年(2000年)のアサヒカメラ10月号の表紙は、立木義浩の撮った月下美人です。なにげなく、さらりとした写真ですが、よく見ると、さすがはという写真です。
 本文に撮影データが載っています。それによると、花は自宅で咲いたもので、カメラは6×7判一眼レフ・90mmレンズ・ストロボ一灯・F16とのことです。ボクはアマチュアですから、ストロボ一灯というのは決してマネできません。それにしても、6×7判90mmでF16とはすごい。
 最近は花の写真と言えば、一様に長焦点で背景をふわーっとボカした写真ばかりのようですが、その写真はそんな月並みなものではありません。さすがは立木が撮った花の写真、というものです。

 印刷物ですが、写真のトーンもすごいですね。印刷用の写真画像は、コントラスト上げる処理などして、きれいな写真になるようにしたものが多いですが、その印刷写真はそういう感じは全くしません。きわめてオリジナルに近いと思われる印刷です。つまり意識的に、画像処理はしていない、そのように見えます。



写真の会話   2000/11/24(金)

> 写真のうまい人なら、どんな天気でもきれいな写真撮っちゃうんだろうなぁ。

 いやそんな事はないでしょう、ボクは条件としては光が一番重要だと思っていますから。空気が澄んで遠くまで見通せる日が好きです。曇りや雨の日でもまれにそういう日はあります。
 悪天候の日は、悪天候の写真を意識して撮るのでしょうね。しかし悪天候でも写真日和の日とそうでない日とがあります。個人的にはモヤっぽい日は嫌いです。山の一様な霧も嫌いです。マダラな濃淡のはっきりした霧なら写真になります。

 曇り日でも空気が澄んだ日であれば、コダクローム64が一番好きです。昔リバーサルを使っていた頃は、それが一番多かったと思います。
 昔は微粒子を求めてコダクロームを使ったようですが、最近は微粒子という点では、その他も差が少なくなったので、特にコダクロームの必要はなさそう。しかし、曇天の時はコダクローム64の色合が好きです。

> ところで、ニキさんはネガフィルムは何を使ってるんですか?

 ネガフィルムは銘柄にこだわりません。コンビニで売っている普通のフジカラー100を使います(まれに200も)。山や風景の場合はほとんど100です。業務用フジカラーの場合もありますし、コニカカラーしか売ってなかったらそれも使います。リアラとか、あまり違いが分からないので、ほとんど使いません。(ネガの場合はプリントの良し悪しのほうが重要です。)

 身近な花の写真で、曇り日の場合はISO400を使う場合もあります。400はコダックのほうが多いです。GoldMax400というやつです。フジカラー400はちょっと派手すぎる気がします。

> 室内でノーストロボで撮りたいんですがお勧めがあればと思いまして。

 明るい室内でF2-2.8、1/60で撮れるなら400で行きます。もう少し暗いなら800ですね。ボクはそれ以上の高感度カラーは使いません。モノクロなら昔はTry-Xを3200で使った事はあります。自分で増感現象していましたから。

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