■ 放射能レンズ ■

放射能レンズは本当か?   2001/10/17(水) 20:05
 最近また、あるHomePageのBBSで、上記の話題が1件だけ出ていた。
 1年前ぐらいに、別のHomePageで同じが話題が出ていたので、それで初めてそう
いう事を知った。ある特定の製品が名指しされて、これは危ない疑いが強いという
主張であった。それは昔の製品で、私はその製品を持っていないので、どうでもよ
い事かもしれないが、根拠の曖昧な風説を流布するという行為は嫌いだから、また、
名指しされている製品メーカーの、別の製品(つまりカメラレンズ)を愛用している
ので、以前少し調べてみたことがあった。

 しかし、結果としてこの事は良く分からないというのが、結論である。つまり
ある種の光学ガラスは放射線を出すかどうか、という事である。デマかもしれない
し、あるいは微量の放射線を出しているのかもしれない。しかし、出しているとし
ても、微量なら、他にも同程度出している製品は、光学ガラス以外にも、各種ある
という事が分かった。
 身近なところでは、白熱電灯のフィラメントや蛍光灯のグロースタータなどである。
他にもいろいろあるそうだが、全て有害となる許容値以下の低いレベルとの事で
あった。(これは旧科学技術庁のHomePageに書いてあった内容である。)

─── 今日、私が書き込んだ記事の一部を、以下に引用する。──────
Re: 放射性物質入りレンズ? by ニキ

1950年頃、新種光学ガラスが光学ガラスメーカー5社で共同研究されたそうです。
その中に酸化トリウムを含んだガラスや、酸化ランタンを含んだガラスがあった
そうです。(以上はフジやニコンのHomePageにある内容です。)それぞれトリウム
ガラス、ランタンガラスと言うそうです。

問題はトリウムガラスですが、これは別のHomePageによれば、やはり放射線は
出すそうです。そういう意味では危険かもしれません。しかし、ご指摘のレンズに
トリウムガラスが使われているかどうかは知りません。

また、放射能レンズのうわさ話には、ランタンガラスを使ったレンズにも、向け
られている可能性があります。しかしランタンガラスは放射線を出しません。
つまり、トリウムガラスとランタンガラスが混同されて危険なものと噂されている
とすれば、話の内容を見極める必要があります。

鉛ガラスも嫌われる現在では、(放射線の影響がわずかであっても)トリウムガラス
はとうてい使えないでしょう。
しかし、酸化トリウム自体は今でも案外使われているそうです。真空管電極、アーク
溶接機、白熱電灯フィラメントなどで、放射線は影響ないレベルだそうです。
───(引用おわり)────────────────────────

 しかし、やはり、すっきりしない。
 ある光学ガラスメーカーのHomePageに、1973年で酸化トリウムを使わない
ガラスに転換した、という記述があった。とすれば、1973年(昭和48年)までは、
酸化トリウムを使うガラスを作っていたことになる。また、トリウムガラスではなく、
ランタンガラスでも、微量の酸化トリウムを添加していたかもしれない。まあ、
このあたりは、はっきり言って分からない。

 しかし、酸化トリウム添加の有無について、そう潔癖に考える必要はないだろう。
たっぷり(10%以上か?)含んでいれば、やや問題かもしれないが、小量(2%以下?)
なら、そう騒ぐことも無いのではなかろうか?海水中にもごく微量のトリウムは含
まれるそうだから。それに1970年代でも、製品の放射線量についての規制もあった
だろうから。

(追加) 全く別の話だが、この前の日曜にまた、夢の島公園にある、第5福龍丸
記念館へ行って来た。放射線だけが、話題の共通点だ。


Top Pageへ戻る