平成18年第4回定例会会議録(2006年9月12日)
                                          午後1時10分 開議
○副議長(大石 司) 休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を継続いたします。光安力議員。
21番(光安 力)登壇 質問に入ります前に、一言御礼申し上げます。本9月議会は、2日目より時間励行という ことでつつがなく進んでおりますことを、議運の委員長として、一言皆さんに御協力感謝いたします。それでは、 質問に入ります。
  私は、自由民主党福岡市議団を代表いたしまして、食育について市職員の長期病休者について南区における南部地域の道路の展望について、以上3点について質問いたします。
  まず、食育について質問いたします。近年、食育という言葉をよく耳にいたします。そもそも食とは生きる上で の基本であって、私たちの心も体も食の上に成り立っているものであります。(発言する者あり)質問早々、激励 の言葉をいただきまして、ありがとうございます。質問者にとっては何よりの加勢の言葉でございます。よくiこ の「そうだ」という言葉が出ますが、共産党さんはどういうふうにとらえているかわかりませんが、我が自民党は、 この言葉を水酸化ナトリウムと呼んでおります。なぜかといいますと、苛性ソーダということで言っておりますの で、これからもよろしくお願いいたします。横道はそのくらいにしまして、続けます。
  その食をめぐる話題がしばしば新聞やテレピ、雑誌に登場しております。例えば、肥満や糖尿病になる子どもがふえている。小学生が朝御飯を食べないで学校へ行ぅて、朝礼のときや体育の後に倒れる。1人や寂しく食事をする子どもの増加や、夜更かしなどの生活リズムの乱れから体調不良で保健室登校などなど、挙げれば切りがありません。また、デパートなどのお総菜コーナフがにぎわいを見せ、世界じゅうの食材が手に入り、何でも食べられる豊かな食を満喫することができる一方、夜は遅くまで起きていて夜食やスナック菓子を食べていたり、ビタミン等のサプリメントをとることで必要な栄養を満たしたつもりになっていたり、飽食や備った食生活により生活習慣病になっている人々が多いということであります。
  西日本新聞が発行しております「食卓の向こう側」という冊子に、こんな話が載っております。福岡市西部のマンションに住む妻、内山良美、35歳。これは仮名でございますが、その夫、会社員は35歳。小学6年生の長男と3人暮らしであります。この家庭は共働きで、生活は人並みという設定のお話であります。 11月のある日、会議の資料づくりがあるといって、夫は午前7時に栄養ドリンクを飲んで出勤。寝るのが遅かった長男は布団でぐずぐず、きょうも朝食を食べずに登校した。妻、良美はトーストと牛乳で済ませ、職場へ。朝は慌ただしいから、3人が食卓にそろうのはめったにない。一緒なのは日曜日ぐらいである。昼、妻の良美は会社近くの弁当屋ですき焼き弁当を購入。夫はコンビニで空揚げ弁当とウーロン茶。どちらも500円からつりが来た。長男は給食、うちよりおいしいし、みんなと食べるのが楽しいと言う。午後4時過ぎに帰宅した長男は、カップラーメンを食べ、スポーツ飲料のペットボトルを手に学習塾へ急いだ。妻、良美は過1回のママさんバレーの練習日とあって、定時に職場を出るとデパ地下で鳥の空揚げ、ポテトサラダ、きんぴらゴボウを選んだ。6時に帰宅、買ってきた総菜をパックのまま食卓に並べ、練習場へ。7時半、長男はジャーから御飯をよそい、1入で食事。インスタントのスープに湯を注ぎ、テレビを見ながら、嫌いな野菜をよけて空揚げを食べた。お母さんがうるさく言わないから、1人の方が気が楽と言っております。妻、良美からきょうは食べてきてと言われた夫は、同僚と居酒屋へ。枝豆、焼きナス、焼き鳥をつまみにビールを飲み、仕上げにラーメン。 10時に帰宅し、3人でスポーツニュースを見ながら夫が買ってきたハンバーガーを食べたという、これはもちろんフィクションでございますが、よくある光景だと思います。皆さんはどう恩われたでしょうか。
  国の調査では、朝食を食べる人は男女とも20代が最も少なくなっており、30代から60代男性の約3割に肥満の状況が見られ、一方、若い女性では低体重が多く見られます。糖尿病についても、糖尿病とその予備軍の合計は年々増加しております。このような状況の中では、大人も子どもも早急に何らかの対策をとっていく必要があることを強く認識していたところです。こうした時期に、国では昨年、食青基本法が制定されましたが、この法律の制定された背景とその目的についてお尋ねいたします。
  次に、市職員の長期病体者についてお尋ねいたします。近年の社会変化の中で、公務員に限らず、全国的に勤労者の心の病の増加は大きな社会問題となっております。民間企業においても、仕事や職場の人間関係などにより心の病に陥り、就業が困難になって休業する従業員がふえており、その対策に頭を痛めていると聞いております。実は、この件を勉強、研究しておりますときに、偶然にも朝日新聞に福岡市の職員の休職者の記事が載りました。これ以降のデータ、数値は、その記事などからとらせていただきました。平成17年度の1年間で1ヵ月以上の病気休暇をとった福岡市職員は239人ということです。全職員の約2.4%が長期の病気休暇をとっているということは、他の職員へしわ寄せがいったり、また、市民へのサービス低下が心配されます。この239人のうち、精神及び行動の障がい、いわゆる心の病が原因で病気休暇を取得した職員は115人にも及んでおります。また、心の病のため90日を超えて、休職に至った職員は69人おり、中でも40代、50代の職員が多いとのことであります。そこで、本市職員で心の病で長期休暇に至った理由はどのようなものであるのか、その原因の分析は行っているのか、お尋ねいたします。
  次に、南区南部地域の道路の展望についてお尋ねいたします。これから以下のことは、我が会派の伊藤、打越両議員とも全く同じ意見でありまして、私が代表して質問いたすわけでございます。
  昭和40年代、福岡市全体の発展や人口増加に伴い南区も急速に市街化か進み、昭和の終わりごろまでには、油山の山すそに位置する花畑、桧原、柏原などの南区南部地域に至るまで大規模な住宅団地や戸建て住宅街が広がりました。しかしながら、この急激な市街化に対し追跡等の基盤整備は追いつかず、南区の特に南部地域における幹線道路等では、この地域からの発生交通に加え、隣接する那珂川町、春日市等の周辺市町から流入する自動車交通の増加が交通渋滞により一層の拍車をかけている状況にあります。また、この地域は西鉄大牟田線沿線から大きく離れ、さらに地下鉄七隈線の恩恵を受けることもできないことから、今なお増加する交通需要のほとんどを道路交通に依存しており、そのなめ、地域内の各所で発生しております慢性的な交通渋滞、その緩和が地域住民の長年の悲願となっております。当局におかれては、渋滞緩和のため、西南部交通対策としてこの20年来、計画的、段階的に幹線道路整備に取り組まれ、ボトルネックでありました野間交差点の改良や筑紫丘トンネルの整備、また都市計画道路野間屋形原線の4車線化など、道路の整備を進められてきました。一方、ことしの3月に城南区堤で連結した都市高速5号線及び福岡外環状道路につきましては、本市の環状ネットワークを形成するとともに、南部地城の都市機能を強化する重要な幹線道路であると考えます。しかしながら、こういぅた幹線道路の整備により渋滞緩和について一定の効果が出ていると申しましても、花畑、桧原、柏原などの地域におきましては、スムーズな離合が困難な道路や一方通行の規制が設けられている道路が数多く残っていることも、また事実でもあります。例えば、これらの地域から南区の拠点であります区役所、あるいは大橋に向かうとき、狭隘な生活道路を利用するか、または大きく迂回して幹線道路を利用せざるを得ないなど、ルート選定にいつも迷うのが現状でありまして、私は南部地域における東西南北両方向の道路ネットワークは脆弱であると思います。そこでまず、このような本市南区南部地域の交通基盤の現状について当局の見解をお尋ねいたします。
  以上で1問目を終わりまして、2問目は自席にて行います。
 
副議長(大石 司) 石井保健福祉局長。
保健福祉局長(石井幸充) 食育基本法が制定されました、まず背景でございますが、これは近年の社会経済情勢の変化に伴いまして、栄養の偏りでありますとか食習慣の乱れ、肥満や生活習慣病の増加に加えまして、食文化の継承、食品の安全性に対する信頼の低下、さらには生産者と消費者のかけ離れなどを喫緊の課題として、昨年6月制定されたものでございます。また、その目的といたしましては、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむことができるよう、食育を総合的、計画的に推進することというふうにされております。以上でございます。
 
副議長(大石 司) 鹿野総務企画局長。
総務企画局長(鹿野 至) まず、本市職員の心の病に関して御心配いただきまして、ありがとうございます。お答えをさせていただきます。
 本市の職員で心の病で長斯休暇になった職員のうち、休暇が90日を超えて休職となった職員につきましては、休職に至った状況を職員の管理監督者から聞くとともに、復職できるまでに回復した時点で、本市の嘱託精神科医師及び産業医により本人面接を行い詳しく話を聞いておりまして、発病のきっかけとして、仕事への不適応、職場の人間関係、家庭生活、人事異動などなどが挙げられております。発病に関しましては、さまざまな要因が関係していることも多く、当初は仕事への不適応が原因とされておりましても、本人との面談を繰り返す中で、背景に家庭のことなど他の要因が隠されていたことがわかるなど、原因の特定には非常に難しい点がございます。しかしながら、職員が心の病に陥らないような適切なメンタルヘルス対策を進める上でも原因の分析は不可欠であり、今後とも原因の把握に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
 
副議長(大石 司) 中村都市整備局長。
都市整備局長(中村耕二) 南区南部地域の交通基盤の現状についてのお尋ねでございますが、御指摘の花畑、桧原、柏原などの地域につきましては、幹線追跡等の都市基盤が未整備のまま、急速に市街化か進行した地域であり、交通需要に対応した道路基盤の強化が必要な地域であると認識いたしております。しかしながら、当該地は既に成熟した市街地でございまして、新たな幹線道路の計画や整備を行うには、地域住民の合意形成や事業費の確保、費用対効果の検証などさまざまな課題があると考えております。したがいまして、福岡外環状道路や都市高速5号線など、既計画の道路整備の進展に伴う交通状況の変化等を見きわめるとともに、平成17年度から3ヵ年をかけて現在実施いたしておりますパーソントリップ調査も勘案しながら、将来的に望ましい道路ネットワークのあり方等について総合的に検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
 
副議長(大石 司) 光安力議員。
21番(光安 力) 2問目に入ります。
 まず、食育についてであります。食べるということは、私たち人間を含めた動物の本能であり、欠くべがらざる行為であります。生きるために欠かせない食について、わざわざ法律を制定しなければならないのかと思っておりましたが、なるほど現在の食生活の状況では、さもありなんの思いであります。そこで、福岡市の食の現状について見ますと、成人では20歳代の男女が最も朝食を食べていない。また、男性の肥満年代や女性の低体重の年代は、先ほど述べました国の調査とほぼ同じであります。このような現状からも、食育は子どもから高齢者まで積極的に推進していかなければなりません。しかしながら、大人は自分でちょっと心がければ幾らでも健康情報は入手できるし、食事に気をつけることができます。それで肥満となったとしても、自己責任の部分もあろうかと思いますが、子どもはそういうわけにはいきません。朝食を毎日食べている子どもは8割前後しかないそうです。つまり、約2割の子どもたちは毎日きちんと朝食を食べているわけではないということです。特に子どもの時期は、体の成長のため、3食栄養のバランスのとれた食事が必要であります。それなのに朝食を毎日きちんと食べていない子どもが増加していることは、ゆゆしき問題であると言わざるを得ません。人間の脳はブドウ糖しかエネルギー源にならず、朝、食事をとらないと、前日の夕食からの時間がたっているため、エネルギーを補充できなくて脳がうまく働かず、元気の出るはずがありません。
 食事につきましても、私たちは子どものころから親から厳しくしつけられてきました。朝食を毎日食べてから学校に行くのは当たり前でした。現在でも大方の保護者はきちんとされているとは思いますが、朝食を食べない子どもがふえているということは、だんだんと家庭の養有力が落ちてきているということなのでしょうか。私は、そこのところを非常に心配しているわけでございます。現在の親たちは、食事に関して子どもたちにどのような食べさせ方をし、どのようなしつけをしているのでしょうか。小さいときにきちんとした作法をしつけられていれば、大人になってもなかなか崩れません。「三つ子の魂百」までと言われていますように、子ども時代にしつけられたことは人間の一生にとって大きな宝であります。また、学校や保育所でも、教師や保育士は食事におけるはしの上げ下げから持ち方、食べるときの姿勢等を積極的に指導してもらいたいものです。なぜならば、食事の作法は日本の文化でもあると思うからです。子どもやその保護者への食育に関する本市の取り組みとしては、地域では公民館、また各区の保健福祉センター、子どもプラザ等々で食に関してさまざまな取り組みがなされております。Iしかし、特にすべての子どもと保護者に指導できる学校の取り組みと、幼児期の子どもと保護者への指導をしている保育所、幼稚園等の取り組みは、子どもの将来にとって大きな影響力を与えていくものです。そこでお尋ねですが、学校、保育所における食育の具体的な取り組みはどのようなものか、また、保護者に対してどのような取り組みをなされておるのか、各局の状況をお伺いいたします。
 次に、市職員の長期病体者についてであります。心の病による病休者が多いということは、職場におけるメンタルヘルス対策がややおくれをとっていると思われます。現代社会は、職場でも家庭でも極めてストレスが多いと、ほとんどの人が感じているようです。このストレスが過剰になると、人と会うのが面倒になったり、将来に希望を感じなくなったり、日常生活が楽しくなくなったり、いわゆるうつ症状があらわれます。心の病に陥る原因は、なかなか特定が困難です。現在の社会経済情勢は、IT革命、少子・高齢化、グローバル化など大きな構造的変化を迎えており、地方自治体を取り巻く環境も大きく変わる中で、新しい社会情勢に対応し、市民ニーズにこたえていくことが求められております。市職員が心身ともに健全で、持てる力を最大限に発揮して市政の推進に邁進していただけるよう強く期待しています。そこで、職員が心の病に陥らないための予防的対策、また、休職に至った人が職場復帰を目指すための復職支援の方策、さらには、職場復帰後に再発しないような支援についてどのように取り組んでおられるのか、お尋ねいたします。
 次に、南区南部地域の道路の展望についてであります。南部地域の道路ネットワークの脆弱さにつきましては、先ほど言われましたように、私と共通の認識を持っておられるようで、将来を見据えた検討をしていくということで、私もほっとしているところでございます。早急に検討していただくようにお願いしておきます。
 次に、花畑、桧原、柏原などの南部地域の渋滞対策についてお尋ねいたします。南部地域におきまして交通渋滞に悩まされている路線の1つに、野間大池から花畑の運転免許試験場に至る市道野間花畑線があります。運転免許試験場は、都心から離れている上に、車で来られる方が多いのが現状です。その際、野間花畑線をアクセス道路として利用される方が多いことや、主要な皿山交差点や免許試験場入り□交差点に右折レーンが整備されていないこともあり、渋滞が生じております。特に月末の日曜日におきましては、運転免許の更新交付を受けに来られる車が集中し、野間四つ角付近まで影響が出ている状況であります。この渋滞対策として、既にマンションなどの建物が建ち並んでいる野間花畑線沿線におきまして、用地買収を伴う道路拡幅整備を行うということは、時間も費用もかかり大変困難でありますことから、私は現実的ではないと考えます。そこで、現実的な対策としまして、バス停の拡幅や、主要な交差点において右折レーンを設けるなどの局所整備を行うべきと考えますが、どのようにお考えか、お尋ねいたします。
 また、都心部から運転免許試験場方面へのアクセス道路としまして、都市計画道路である野間屋形原線の4車線整備が既に完成しておりますが、野間屋形原線と運転免許試験場との間の外環状道路がまだ供用されていないため、私はこの間が供用されることになれば、新たなアクセス道路が確保され、交通の分散化が図れると期待しておりますが、福岡外環状道路の部分供用はいつになるのか、お尋ねいたします。
 以上で2問目を終わります。
 
副議長(大石 司) 植木教育長。
教育長(植木とみ子) 学校における食育につきましては、給食の時間を始め、家庭科、生活科などの教科や総合的な学習の時間、道徳及び特別活動などで取り組んでおります。また、本年度配置された栄養教諭を中心に食育指導計画実践事例集を現在作成しており、本年度中に各学校に配布するようにしております。その指導計画においては、幼稚園では食事の習慣や食べる楽しさを、小学校低学年では食べ物に対する興味、関心、中学年では体によい食ぺ物や食べ方の理解、高学年では体によいものを選択していく力、さらに中学校では健康を保つ実践力をと、それぞれの発達段階に応じた指導を続けております。指導に当たっては、学級担任と学校栄養職員とがチームを組み、それぞれの役割を生かして連携した指導を行っております。給食の時間におきましては、献立に伝統料理や郷土科理、地域の特産品などを取り入れたり紹介したりしております。また、学校給食そのものを生きた教材として活用し、正しい食事のマナーや、残さず食べる、食事の大切さを知る、つくった人に感謝するなどの望ましい食習慣が身につくように指導をしております。さらに、児童生徒の食生活改善に向けて、保護者対象の給食参観や給食試食会を実施したり、給食だよりを配布したりして、児童生徒が正しい食事のあり方や望ましい食習慣を体得できるように家庭への働きかけを行っております。現在、学校においてはPTAと連携しながら、「早寝、早起き、朝ごはん」運動など基本的な生活習慣の確立に向けて取り組んでいるところでございます。今後とも、食育は重要な教育課題の1つとして、すべての学校で充実した取り組みがなされるように推進してまいります。以上です。
 
副議長(大石 司) 荒瀬こども未来局長。
こども未来局長(荒瀬泰子) 保育所における食育の取り組みにつきましては、乳幼児期からの正しい食事のとり方や望ましい食習慣の定着、及び食を通じた豊かな人間性の形成、心身の健全育成を図るため、子どもの発達段階に応じて食に関する取り組みを進めているところでございます。具体的には、保育所において毎日とる給食を通して、子どもたちに食事の楽しさとともに、バランスのよい食事、食事のマナー、手洗いなどを指導しており、まさに実体験することにより望ましい食習慣の形成ができるよう努めているところでございます。さらに、保護者の方々には毎日の給食をサンプルケースに展示してお示しするとともに、家庭でもつくれるよう、給食献立表やレシピを 配布しているところでございます。また、季節の行事食や郷土料理を給食献立に取り入れて、その由来などについて子どもたちに話して聞かせるとともに、保護者の方々にも給食だよりなどを通じてお知らせし、食文化についても伝承しているところでございます。そのほか、保護者に対し試食会や食に間する講演会を開催し、乳幼児期からの食の大切さ、特に朝御飯の大切さ、健康づくりや生活習慣病予防に果たす食事の重要性などについて啓発を行っているところでございます。今後とも、保育所における食育の取り組みを進めてまいりたいと考えております。以上です。
 
副議長(大石 司) 山田農林水産局長。
農林水産局長(山田隆光) 農林水産局としての学校における食育の取り組みについてでございますが、まず農業関係では、学校給食における市内産農産物の供給を推進するため、平成15年度より市内産農産物活用協議会を設け教育委員会や農業協同組合と連携して取り組んでおります。本年度はさらに、ふくおか野菜ランド推進事業として学校給食への活用の拡大を図っているところでございます。また、小学生の保護者を対象に、米飯学校給食試食会を平成13年度から毎年約30校で実施し、米を中心とした日本型食生活について理解を深めていただいております。さらに、田んぼに触れ合う機会が少ない都市部の小学校の児童を対象に、田植えや稲刈りの体験を通して米づくりを学ぶ学童農園を平成16年度から毎年5校で実施しておるところでございます。水産関係では、地元産の魚介類の新鮮さとおいしさを知っていただくため、昭和59年度から高校生を対象に、また、平成14年度から小中学生の親子を対象とした料理教室を年1回開催しておるところでございます。さらに、本年度より新規事業でございます玄海うまかもん食育事業として、漁業地区内の中学校8校で家庭科での調理実習を実施するとともに、家庭科の先生を対象にした料理教室を年1回開催し、好評を得ておるところでございます。以上のような取り組みを通しまして、児童生徒や保護者の方々に、食の大切さ、農業、漁業の大切さについて理解を深めていただいているところでございます。以上でございます。
 
副議長(大石 司) 鹿野総務企画局長
総務企画局長(鹿野 至) 本市職員の心の病を未然に防ぐための対策といたしましては、管理監督者全員を対象としたメンタルヘルス講習会や少人数制のセミナーを開催いたしますとともに、新規採用職員研修時や各階層におきます研修時に、メンタルヘルスを必須科目として実施いたしているところでございます。また、庁内イントラネットにストレスや疲労蓄積度の自己チェックページを設け、職員自身で心身の健康管理を行うようにも促しているところでございます。さらに、悩みを持つ職員に早期に対応し、発病を防ぐために健康相談室を設置し、精神科医師、精神保健福祉相談員の資格を持つ保健師が相談を受けるとともに、職員厚生会でも会員相談室を設置し、臨床心理士を配置して相談を受けているところでございます。また、全庁的にも長期病休者が増加傾向にあることは、市政の運営においても好ましいことではなく、本年度はこれまで嘱託で配属しておりました専属産業医を一般職で採用し、また担当職員も保健師を配置するなど、積極的に体制を整備し、取り組みを強化したところでございます。
 次に、復職支援と再発防止につきましては、昨年8月から職員研修センターにおきまして、病気体戦中の職員を対象に、職場復帰に向けてのウオーミングアップを図る目的で職場復帰支援研修を試行しておるところでございます。また、本年6月からは、再発を防止するため、復職者ごとにサポート計画を作成いたしまして、産業医、精神科医師によるアドバイスを行いますとともに、復職先の所属、人事部、職員研修センターが連携して、職員本人と所属に対してきめ細かいサポートを行い、再発防止に取り組む復職後サポートを開始しているところでございます。
 以上でございます。
 
副議長(大石 司) 柴原土木局長。
土木局長(柴原 斉) 野間花畑線の渋滞対策でありますけれども、幹線道路の整備によりまして、交通の分散化を図ることが抜本的な対策であるというふうに認識しております。御指摘のとおり、交差点改良などの局所的な対策も現実的な対応として重要と考えております。このため、若干おくれぎみでありますけれども、平成18年度より皿山交差点及び自動車運転免許試験場入り口交差点において、右折レーンの設置などの交差点改良の測量調査に着手しておりますし、また、皿山交差点から野間屋形原線に抜けます皿山屋形原線の拡幅についても調査に着手しておりまして、引き続き整備を道めていきたいと考えております。
 次に、福岡外環状道路についてでありますけれども、試験場周辺は、平日、休日にかかわらず渋滞が発生している現状から、国に対しまして早期供用開始の働きかけを行いまして、結果、後野福岡線から野間花畑線までの約400メーター区間につきまして、当初の予定から1年前倒しの平成19年春に暫定2車線での供用を行うと間いておりまして、これでおっしやられるとおりに野間屋形原線の効果もさらに高まると思っておりまして、これらによって野間花畑線や試験場付近の渋滞が相当に緩和されるものと考えております。以上です。
 
副議長(大石 司) 光安力議員。
21番(光安 力) 3問目に入ります。
 まず、食育についてであります。市の教育委員会が市立の小中学校の児童生徒を対象として実施した学力と生活習慣との関係の調査によりますと、朝食をとる割合が高い子どもほど得点率も高いとのことで、内容は、朝食を必ずとる児童生徒の得点率は、いずれの学年でもとらない子どもより高く、朝食をとる日の割合が多いほど得点率も高くなったという内容で、不規則な生活は学力にも影響を与えるというデータでありました。また、食事は子どもの心を育てることにも結びついていると言われております。人間は、1日に2キロの食べ物を食べるそうであります。1年で730キログラム、人生80年としたら約60トンの食べ物を消費します。食への正しい知識があるかないかにより、人の一生も大きな影響を受けるのではないでしょうか。食事のしつけは、基本的には家庭であろうとは認識しておりますが、家庭の養育力が低下している現在、学校や保育所等において食の基本をきちんと指導していただくことは、非常に大切なことであろうと思います。保護者や子どもたちへの朝食だけでなく、食全般の指導をさらに積極的に推進していただいて、子どもたちが健やかに成長できるよう、そして、その子どもたちが親になったとき、きちんとその子どもたちに伝えていくことができるよう最善の努力をしていただきたいと考えております。今回は、子どもの食育を中心に質問いたしましたが、生涯を通じた食育は非常に重要であり、今後、福岡市は子どもから大人までの食育に関してどのような取り組みを進められていくのか、市長の所見をお尋ねいたします。
 次に、市職員の長期病体者についてであります。何しろ病体者のうち大勢が心の病ですので、本市においても苦心されていると思いますが、メンタルヘルス対策に積極的に取り組んでいただきますようお願いしておきます。1問目でも言いましたが、心の病での休職者のうち、50代が約半数を占めていますが、20代、30代の職員も3割を占めており、特に採用後間もない若い職員の発症も見過ごしにはできない状況にあります。そこで、職員の採用に当たっては、ペーパーテストの結果だけでなく、面接を重視するなど、ストレスに強く、また、コミュニケーション能力の高い人材を採用し、心の病で悩む職員の減少に努めていただくよう要望しておきます。また、このように多くの福岡市職員が心の病により長期に休んでいる状況を踏まえまして、行政のトップであられます市長の所見をお伺いいたします。
 次に、南区南部地域の道路の展望についてであります。先はどの答弁で、外環状道路の約0.4キロメーターが来年の春供用できるということで、地域の住民の人も大変うれしいことだと思います。そこで、次は都市高速5号線についてお尋ねいたします。花畑、桧原、柏原地域には、運転免許試験場や市の葬祭場、桧原運動公園や花畑園芸公園などの公共施設が多く立地していることから、市内、市外を問わず多くの方々が訪れております。しかしながら、そのように広域的に人が集まる地域であるにもかかわらず、都市高速5号線の野多目〜堤間には出入り口が設置されておりません。都市高速5号線に求められる機能や役割は、都心部と市街地を連結し、都市内の交通混雑の緩和を図り、都心部との連絡強化を図ることも大きな役割の1つであります。しかしながら、現在の南部地域におきましては、野多目〜堤出入り口間の距離が長く、都市高速道路としての十分な目的や役割が果たされているのか疑問に感じられます。私は、南部地域における慢性的な渋滞を緩和し、将来にわたる活性化を図るためには、当該地域と都心部との交通アクセスを改善し、生活の利便性を向上させることが大変重要であると考えております。そのためには、都市高速5号線の野多目〜堤間に新たな出入り口を設置すべきと考えますが、当局の御見解をお尋ねいたします。
 以上で、私の質問を終わります。
 
副議長(大石 司) 柴原土木局長。
土木局長(柴原 斉) 都市高速5号線につきましては、現在、平成24年度を目標に、また可能な限り早期の全線供用に向けて整備を進めているところであります。しかしながら、都市高速道路に関しましては、さまざまな新たな課題が提起されておりまして、都市高速道路を取り巻く状況も大きく変化してきているというふうに認識をいたしております。御提案の新たな出入り口の設置につきましても、この課題の1つとして、今後、関係局並びに関係機関とともに総合的な検討を進めていきたいと考えております。なお、当該地域におきましては、現在、福岡外環状道路の整備が鋭意進められておりますが、整備の進捗に伴い、渋滞の緩和及び野多目〜堤出入り口へのアクセス時間の短縮が相当に図られるものと考えておりますので、御提案の趣旨も踏まえまして、福岡外環状道路の早期供用も含めまして、国に対してさらに要望してまいります。以上です。
 
副議長(大石 司) 山崎市長。
市長(山崎広太郎) 食育についてですが、基本的には食育基本法に沿って国の食育推進計画を踏まえまして、福岡版の食育推進計画というのを本年度策定いたします。この計画に基づいて、市民が主役となった広がりを持つ運動として、食育の積極的な運動を推進していくということでございますが、今の御質問をお聞きしておりましても、学校や保育所、またPTA等で、特に子どもに朝食を食べさせるということに力を入れていただくということは、そのとおりでございますけれども、何といってもやはり家庭だと思います。だから、やはり家庭で子どもを早く寝かせること、いつまでもテレビやゲームをやっているんじやなくて、早く寝かせて、早く起こして、そして朝食を食べさせて学校に送り出すと、こういう家庭でないとだめだということをしっかり御両親にも御認識をいただかなきゃいけないと、このように思っておるところでございます。今、教育長も答弁の中で触れましたけれども、「早寝、早起き、朝ごはん」というキャッチフレーズ、これは私が香椎浜小学校の自治協議会の会合に出たときに、香椎浜自治協議会のスローガンとしてこれが採用されて、大きく公民館に張ってあるんです。「早寝、早起き、朝ごはん」、それから「8時だよ、全員登校」と。だから、やはりみんなが自覚して、子どもをきちっと教育していこうと、しつけしていこうと、そして地域社会全体でこのことを進めていこうと。また、登校拒否児なんかを出さないような、みんなが誘い合って学校に行こうと。校区、地域、自治協議会がまとまってこういうことを運動に掲げておられるという事例を見まして、ますます地域社会の役割の大きさということを感じたわけでございます。そういったことも、いわゆる健全な地域の子どもを育てるという地域社会にとっての大きな役割だと、このように考えるところでございます。
 それから、職員の長期の病体者が多いと。私、問いていて本当に多いと感じました。本来、職員は市民に奉仕していくというのが役目でございますので、こういうことがあってはならないと、このように思いますけれども、ただ、心の病でございますので、御指摘のとおり、この辺のところは答弁をいたしておりますとおり、いろいろスタッフを強化して、メンタルヘルス対策を積極的にやっていかなければならないと、このように思っておりますが、同時に、やはり使命感を見失っているんじゃないかとか、仕事にやりがいを感じられなくなっているんじゃないかとか、そういうことも心配するわけでございまして、したがって、DNA運動なんかの一環としても取り上げさせていただいて、市役所の職員として使命感をきっちり抱いて、そして市民に奉仕するという、仕事を通じての仕事の喜びを見出していくような、そういう職員を育てなきゃいけないと、改めてそう痛感をいたしております。この点については私もしっかり関心を持って、少しでも改善の方向に向かうように努力していきたいと思っております。