がらくたカメラ・オリンパス


OM−1
1976年ころ、千葉の某中古カメラ屋で購入したもので、底蓋がMD対応になっていない初期型のようである。

これまでに使用したレンズは、純正が50mmf1.8、135mmf2.8、その他28−70mmf2.8(タムロン)を使っていたが、現存するレンズはない。

購入後10年くらいはトラブルもななかったが、その後、巻き上げの不調やセルフタイマの故障等が発生し、写真を撮る機会が減ったこともあって長期間ほったらかしになっていた。

1990年代になり、ネイチャー写真ブーム?に乗って、久々に使ってみたら時々巻き上げがおかしいものの、なんとかだましだまし使える程度だった。

1997年から天文に興味を持ち始め、ほぼ天体撮影専用になったが、このところ調子は良く、今では貴重なミラーアップ可能な機種なので重宝している。

今のうちに一度オーバーホールしておきたいが、予算不足でいまだに実現できていない。

OM−4Ti
1992年ころに、当時、出張が多くて若干余裕ができたため、念願のカメラを購入した。

もちろん、スーパーFPも使ってみたかったのでFP280も同時に購入した。

OM−1のころは、露出は自分で調整するのが当たり前であり、OM−4Tiになってもしばらくはマニュアルでばかり使っていた。

しかし、一度自動露出の便利なところに慣れてしまうと、なかなか後戻りできなくなり、以後露出はほとんどカメラ任せになってしまった。(補正は当然行うが・・)

マルチスポット測光は、パッケージソフト用にCRT画面を撮影した時にまともに使ったのみで、以後ほとんど役にはたっていない。

28mm f2.8(ズイコー)
最近まで、唯一の手持ちの広角レンズだった。いつごろ購入したか覚えていないが、風景撮影には良く使用していた。

開放では周辺減光が激しいが、逆にそれを利用して日の出前の撮影には活用している。

天体撮影にはf2.8では不足で、これまで数回流星群を撮ってみたが一度もまともに写らなかった。

星野撮影に使用しているが、50mmでは狭すぎで28mmでは広すぎになることがあり、35mmのレンズほうが良かったかもしれない。

50mm f1.4(ズイコー)
OM−1を使い始めのころは、50mmf1.8を使っていたので、標準レンズとしては2代目である。

広角や望遠を使うことが多く、いまだに標準レンズをうまく使えていない。(万年初心者)

ヘール・ボップ彗星のころ、初めて天体撮影に使用したが、開放のまま使うと周辺部に強烈なコマ収差が発生するのと、星像も他のレンズより大きいので、レンズの特性だけでなく、不良品の可能性もある。

85mm f2.0(ズイコー)
唯一、ポートレートに使えそうなレンズ。

実際は、撮影会等でもこれを使用するほど寄れることは少ないのであまり出番がないが、一時期は標準レンズ替わりに使っていた。

天体撮影用としては、開放でも星像が小さく、周辺部でのコマ収差も目立たない良いレンズである

SGAce800を使い、開放で20秒程度露出するとM31がなんとか写り天体用にも重宝している。

オリンパスの天体向けのレンズとしては、有名な100mmf2.0(ミニシュミット?)があるが、こちらは異常分散レンズ使用であり、85mmのほうは通常レンズとしては十分過ぎる性能のようである。

135mm f3.5(ズイコー)
望遠の入門用とでもいうべきレンズで、f3.5と暗く、49mmのフィルタで統一できる以外のメリットは感じない。

一時期は、クローズアップレンズをつけてマクロ替わりに使っていたが、可もなく不可もなくの目立たないレンズのようである。

さすがにf3.5のレンズは設計に無理がないのか開放でも星像はあまり悪化しないが、ガイドしないと10秒も露出できないのであまり星は写らない

300mm f4.5(ズイコー)
望遠レンズが欲しくて、200mmではなく一気に300mmの方を買ってしまった。

高性能のレンズではないが、手持ちで使える長望遠レンズとして、スポーツ撮影等にかなり酷使してきた。

無理すれば、ポートレートにも使えないことはないが、最短距離が4mのためかなり用途は限定されてしまう。

現在、ガイド撮影の機材がないため天体用としては未知数だが、赤道儀を入手したら、M42やM8等の撮影にチャレンジする予定である。

80−200mm f2.8(トキナー製)
サンニッパを替えない貧乏カメラ小僧御用達とも言える、安価で有名なポートレート用 レンズ。

低分散のレンズも使用しており、開放で使っても結構良い写りなのだが、何せ大きすぎるが最大の欠点である。

天体用には、秋に、5分くらいの手動ガイドでM42付近を撮影してみたが、馬頭星雲もかすかに写り、もっと長時間撮影してみたくなるレンズである。

500mm f8(タムロン製)
1/1000秒程度になればなんとか手持ち撮影も可能だが、500mmの焦点距離はとてもブレやすく、ファインダーが暗くなりピント合わせも難しくて使いにくいレンズである。

ミラーレンズ特有のリングボケもなかなか使いこなせないが、超望遠なのにとても軽いので、ウィンドサーフィやサッカー等、主に野外スポーツ用に使ってきた。

野鳥の撮影にも少し使ってみたが、ミラーレンズは反射光が光るので、素早く撮らないと逃げられることが多かった。