『霰(あられ)』
灯里「うわっ、わっ、わーっ!」
『冱つる(いつる)』
アリシア「今日は寒いわね、アテナちゃん……」『凍星(いてぼし)』
灯里「藍華ちゃん、あの星綺麗だねー。何て星かな?」『大晦日(おおみそか)』
灯里「藍華ちゃん、明日は大晦日だよっ」『御講凪(おこうなぎ)』
晃「藍華。本日は少し馴染みの無い言葉を教えてやるが、心して聞くように」『御降(おさがり)』
灯里「あうぐーりお・ぼなーの!」……
灯里「っていう夢を見たんだよ、藍華ちゃん」
藍華「わざわざそんな夢の話をしないでよ」
灯里「だってぇ、とってもいい夢は誰かに話したくなるんだよ」
藍華「しかもアリシアさんと二人っきりでなんて……」
灯里「えへへへ。正夢になるといいなー」
藍華「くっ……そんな羨ましい夢を見てるのはこの頭かしら!?」
灯里「あいたたたた! 藍華ちゃん、頭ぐりぐりしないでー」
藍華「だまらっしゃい! しかも今は16月、夏真っ盛りだってのに……!」
『御神渡(おみわたり)』
藍華「はぁーっ……今日も寒いわねぇ」『風花(かざはな)』
灯里「ふう、晴れていても寒いですねぇ」『鎌鼬(かまいたち)』
アテナ「アリスちゃん、その手の傷……どうしたの?」
『神渡(かみわたし)』
ウッディー「やっほーい、アリスちゃぁぁん」
『空っ風(からっかぜ)』
藍華「ぶわっ!! ……ううー、なんて強い風なの〜。帽子が飛んじゃうー!」…………
藍華「……という事があったわけよ。もうほんっと大変だったわー、あの時は」
灯里「あの、藍華ちゃん。それってどこの話? 近所にそんな場所あったっけ……」
藍華「はあ!? もう、ちゃんと聞いてなさいよ。いーい? 私達が行った場所は……」
灯里「はううう(というか、それって夢って最初に言ってなかったっけかなぁ……)」
『枯野(かれの)』
アリス「寒いですね……」『寒昴(かんすばる)』
アル「おや……晃さんではありませんか、こんばんは」『元朝(がんちょう)』
アリス「さて、元朝です、まぁくん」『寒の内(かんのうち)』
藍華「灯里、今日は私が寒の内について教えてあげるわ」『寒の水(かんのみず)』
アリシア「灯里ちゃん、寒の水って知ってるかしら?」『寒波(かんぱ)』
晃「よぉ、アテナ。……なんだその格好?」『北風(きた)』
藍華「きたっ!」『狐火(きつねび)』
アリス「灯里先輩。たまには怖い話でもどうですか」『厳寒(げんかん)』
アリシア「あら、アテナちゃん」『凩(こがらし)』
晃「おやぁ? そこをいくのはアリスちゃんじゃないか」『小正月(こしょうがつ)』
アテナ「あっ」『小春日和(こはるびより)』
アリア「にゅ、にゅ」『寒し(さむし)』
アリス「うー、寒い、寒いです。こんな寒い時に散歩は控えるべきでした、でっかい失敗です」『冴ゆる(さゆる)』
灯里「綺麗な月夜ですねぇ、アリア社長」