『透明の青空』

ある日、何気なく外を歩いていて、ふと上を向いてみた。

満天の夜空には沢山の星が輝いている。

そこでふと疑問が沸いた。

「どうして昼間は星が見えないのだろう?」

そんなの、太陽が明るいからじゃないか、と普通の人は言うに違いない。

確かにそれもあるだろう。だが、それだけだろうか。

夜の空は黒い。昼間の空は青い。

もしかしてそれが何か関係しているのでは?と思う。

青という色。もしかしてそれは全てを見透かす事の出来ない色なのでは?

もう一つの空。地上の青い空、海を見てみよう。

青い、果てしなく青い。

底は有るはずなのだが、深い所はやはり底が見えるわけではない。

そこで反論が来る。黒も同じじゃないか。黒はいっそう見えないぞ、と。

しかし、黒だからこそ見えるものがあるだろう。

星々がそうだ。真っ暗な闇の中で輝いている。

逆に、黒だから見え、青だから見えないというものでもある。

もしかしたら、青空というものは何かを隠しているのかもしれないな。

Fin

☆ちょっとした寄贈詩です・・・。(の割にはしょぼかったり<笑)☆


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