第七項目●モノ・・・って?

≪第一考察≫(二〇〇一年二月六日付)
あるところに、人間達を、世界を創った神様がいました。
人間達は様々な道具を発明したりと、素晴らしい科学の発展を遂げました。
そして世界は争いもなくとても平和でした。
それを退屈に感じた神様は、人間界を面白くしようと、狂暴なモンスターを創りました。
人々はたくさんの人命を失いつつ、なんとかそのモンスターを退治しました。
それに喜んだ神様は、勇敢なる人間達に褒美を与えようと、自ら姿を現しました。
事情を話し、望むものを与えようとしたのですが、人間達から返ってきた言葉はこうです。
「さんざん弄びやがって。人間を何だと思ってやがる!」
すると神様はこう答えました。
「それがどうかしたのですか?すべては私が創ったモノなのです。」
それに対して人間達はこう言いました。
「俺達はモノじゃない!!」
・・・とまあ、こういう話はどこかでよく見かけるものだと思います。
(って、あらすじとかこういうのでいいのかなあ・・・)
ここで問いたいのは、果たして人間と神様どちらが正しいとかいう事ではなくて、
人間達の言葉をどう思うか、という事です。
正誤の判定は私にはできません。しかしこれだけは思います、そして譲れません。
それは“人間達側の言葉は自分勝手に過ぎない”という事。
何故かって、神様が創ったモノをどうしようがそれは自由じゃないですか。
同じように人間も、自分達が作った物を自分勝手に扱ってる。
不機嫌になれば物に八つ当たりしてるのがいい証拠です。
だから神様に対してそう文句を言うのは説得力がありません。
まあ自分達が創った物達が満足に存在しているならいいとは思いますが。
しかしながら、そんな事を分かる術を持つ人間って・・・いるのかな?
(どこかに居るとは思いますが、少なくとも私は存在を確認してません)
ただ、最終的に私が本当に言いたい事は、
物に八つ当たりするな!!です。(今までの話は何だったんだ<爆)
もっとも、不可抗力の乱暴というのもありますから、完全には無理でしょうが。
何より、完全にしなくなると、人間は多分暮らしていけないでしょうね。
けれども、ある程度は八つ当たりせずに済むはずです。
というかやっぱり八つ当たり自身よろしくないですね・・・。
いわば、無抵抗な相手をいたぶっているのと同じですから。
≪第二考察へ続く?≫


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