第五項目●絶対について

≪第一考察≫(二〇〇〇年四月五日付)
例えば“絶対なものは絶対に存在しない”などというパラドックスがありますね。
こんな風に言われたりする絶対とはどういう事か、という事ですが・・・。
まずはじめに言っておくと、絶対なものは絶対存在します。
「間違いについて」と少し似てきますが、自分が“紙だ!”と定義したもの。
これは絶対に自分の中では紙です。誰が何と言おうと紙です。絶対に紙です。
だって自分がそう絶対と決めたんだから。
それがもし間違いであった場合、絶対の尺度が変わるだけです。
実はそれは紙ではなくて布だった時。そう分かった時から紙を布と改めます。
ここで、ある期間までは絶対に紙であったのだから、その絶対は間違っていないです。
この場合、絶対の範囲を時間軸を意識せずに考えているからです。
では、未来永劫絶対となるもの。その人が思えば絶対なんじゃないでしょうか?
私はそんな大それた絶対な物は知りませんし。
第一、未来が読めない人間が先の事まで絶対であるかどうかなんてわからないでしょう。
という事でそういう絶対は無い!と言い切るのも無理な話です。
“絶対が無い!”という絶対も未来になればまた変わるかもしれないし。
という事です。(今回はいつもにも増して言葉を省略しました。
分からなくても分かろうとしない方が無難です。)≪第二考察へ続く?≫


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