その1:まず最初に何を書くか考える
その2:どういう場面が書きたいかを考える
その3:実際に話を書いて行く
その4:書き終えた後
その1’:短い話を書く時に
その1’’:誰かに書いてもらう
その1’’’:とりあえず書く
その1’’’’:タイトルから書く
実例(その1)
補足(その1)
説明するまでもないですが、自分が何を書くかを考えるですね。
私は『書きたいもの』というのが主です。“あっ、こういうの書いてみよう”
とか、“よくわからんがこんな話を書いてみよう”とか・・・
って書いてるそばから良くわからなくなってきた(爆)
要はどんな話を書くかを考える、というわけですね。
一般に言う構想というものです。まあほとんどはただの思い付きです。
例えば「虎賁の大きくなろう大作戦」があります。
これは私が“虎賁を主役にして、大きくなろうと頑張る話なんかどうかな”
とか思って書いたものですね。
ぱっ、と何か思いついた。じゃあそれを書いてみようか。それがほとんどですが。
どんな話を書くか決まったら、次にどんな場面があるかを考えます。
知教空天楊明推参!本編の二十一話あたりに、楊明が幼児化してる場面がありますが、
“統天書の同化の力を使ったあとはこんなになるんだろうな・・・”みたいな事を考えました。
それでそういう場面を書きたいなーと思い、他にもいろいろと。
ただ、私自身そういうのはあんまりありませんでしたが。
何故かって、大部分は<その1>に含まれてますからね。
少しでも書くこと決まったらまずは書いてみましょう。
一つ一つ細かい場面を考えて練って練って・・・なんて私はまずしません。
とりあえず無難(?)に書き始めて、そこから書きたい場面へもってゆく。
とはいえ、書きたい場面なんて無いのがほとんどですから、
なんとか話を進めて行く、ですね。とにかくキャラに行動してもらって。
“次はどうしたい?次はどんなイベントがほしい?”みたいなことを思いながら。
要は、書きながら考える、ですね。私の場合はそれが一番多いのです。
つい最近書いた「広がる想い 伝わる想い」は、それをほとんどしませんでした。
事前にこういう場面をつなげていって・・・と考えて書いたものです。
とはいえ、それが出来たのって部分部分ですけどね。やっぱりほとんど、考えながら書いてます。
一応話を書き終えたあと。俗に言う推敲という作業があります。
ちゃんと小説を書いてる人はそれをしっかりやりますね。
私はあんまりやりません(爆)大抵2,3度読み直したらほったらかし、です。
まあなんと言いましょうか、自分で直し様が無いんですね。
たしかに見なおした時に直したい個所は出てくるかもしれない。
でも、それはその時だからこそ出てきたものかもしれない。
時間を置いて同じ作品を見ても印象が違うことはごく当たり前にあることであって、
見直しすぎる事によって、余計に自分の納得のいかないものになってしまうこともありえます。
ただ、矛盾とかはおそらくあるだろうから、見直しをしないわけにはいきません。
何かテーマをつけているならなおさらです。
誤字に関しては、運、かな?(おい)
基本的に長い話においては上記のとおり。
ただ、短い話(ことわざ大辞典、楊明短編)になると、事情は違います。
まずどんな話を書きたいか考える。そして書く。以上です。
ええ、見直しはしてません。書いてそれっきりです。(ごく少数を除く)
楊明に書いてもらう。以上です。(待てやコラ)
えーと、長編は任せた事がありません。一部の短編のみ、ですね。
大抵わけわからん話になる・・・。
後、登場キャラ達に話を進めてもらうってのがありますね。
厳密に“私の意識の中で”なんて解釈もありますが、私はそう思っておらず、
キャラ達が自然に動いてくれてってものです。
昔はそういうのがたくさんあったけど今は・・・(秘)
たまにやることなんですが、何もわからず書いてみる、と。
つまりは事前の構想を練らずにいきなり書き出すわけですね。
それで書きながら考えて行く、と。
隠しにはそういう例がたくさんありますが、紹介は控えます。
で、表に公開してるものの中では・・・Looking For
の第三話『彼女の運気は?』がそれに当たるでしょうね。
というかこれ、書いた後にタイトルつけたような・・・。
もちろんある程度場面が決まってないとまずかけません。
(つまりは二次小説系じゃないとこんな書き方はできない)
まあどう考えても無謀な書き方ですけどね。
その1’’’とよく似てますが、こちらはタイトルが決まってる分ましです。
というよりは、タイトルから話を書く、という企画以外にはやらんですが(笑)
タイトルから構想を起こし、後は他と同じ様に書いていく、ですね。
話の内容とタイトルと、全然違う、という事はよくあることです(蹴)
ここまで書いてきた説明では多分凄くわかりづらいと思うので、
ある一つの話を例にとって、考えていくことにしましょうか。
まずは『翔子と紀柳のパラレルワールド日記(ちゃ・チャ・茶編)』
タイトルの「それは○○から始まった」、
これはもう藤崎あゆな先生の真似、ですね。
やっぱり月天小説のプロ作家、であるわけだし。ってそれは別に関係ないか。
パラレル日記の表向きの第一作として書いてますね。
何故書こうと思ったかというのは、とりあえず桜野先生の作品で書きたかったということ。
次に、プロローグの最後の方で、キリュウが札の名を一つ読んでますね。それです。
そういう動機で書き始めました。
で、最初。風景とかは別に変える必要もないだろうなー、ってな事で同じ景色を。
というか、もともと作者が同じなんだってことで、あえて同じにしたと思います。
だから翔子やキリュウが普段見ているのと大差なく、飽きてきて・・・。
ラーメンの名が出てきたのはてきとー。
それよりは“昼飯”というのがポイントでしょうかね。
私は大抵食事というものを話の中に絡めているので。
「おし、昼飯行こうか」なんてね。
で、初めての町なんだから聞き込みをしなくちゃね、なんて勝手に思い込んで。
満腹亭ってのはこれまたてきとー。自然と浮かんだものです。
そして走って行ってどんとぶつかる。
出会いの典型的なもの、なんて思ってこういう形にしました。
翔子さんとぶつかったのが星児くんだったわけですね。
しかしただぶつかってどうこうじゃあきっかけとして薄い。
そんなわけで買い物途中だという設定にしようと思いました。
ここで浮かんできたのが卵。1000円以上お買い上げの方うんぬん。
(よくチラシでそういうのを見かけるものでしてね)
キリュウさんの“許されよ”言葉。勝手に出てきたものです。
普段の彼女のイメージから・・・ですね。(当たり前ですが私のイメージ)
翔子さん達が代わりに買う事になる。これまた勝手に。
そこで何を買うか。お茶っ葉しかないでしょう、ってわけですね。
種類をたくさん出そう・・・とは思ったものの、私自身あんまり知らない。
麦茶の話は、単行本第7巻より、ってところですかね。
代金、「これくらいするんじゃないかな?」なんて思って2万をはじきだしました。
よく翔子さんそれだけ持ってたよな・・・ですが(汗)
ついでですから作り物のお茶くらいは、と思い立ち、無駄に高いお茶を。
わけわからんですけどね。ここらへんが私のポリシー的なもの。
次にたどり着いたのがアパート。
そういえば星児くんの部屋って何階だ?なんて思いながら、本を読み返しました。
けど結局載ってなかったのでてきとーに「はしっこだ!」という事に。
部屋にあがってもらったのは、そうしないと話にならないと思ったから。
「買い物のお礼、なんて理由でいいかな?」とか思いながら二人に上がってもらいました。
いよいよ茶都美さんの登場です。まずは自己紹介。
でも精霊ということはとりあえず伏せました。精霊同士自然に気付く、という事にしたかったので。
で、食事。それをしたかったのはお茶を出すため(笑)
やっぱりこれがないと、この話は始まりません。
「ありきたりかもしれないけど」なんて思いながら唐辛子茶をまずは使いました。
当然ここでキリュウさんが犠牲(爆)となるわけですが。
その後もどんどんお茶の案を出したいなって思って、
実際に飲みはしないけど名前だけ。
((中略。というか飛ばす))
最後のまとめ。
太助君とシャオちゃんにどことなく似てる二人だな、
なんて思いつつああいう行動を翔子さんにとってもらいました。
(星児くんに、好きかという事を聞く)
話がこじれてしまって大変でしたが、結局そのまま強引に終わる事にしました。
つまりは方向修正したくなかったからということです(爆)
だから星児くんのセリフ、いまいちつながりがない部分があったりするんですよね。
試練ノートはなんとなく出したもの。(世界を廻る際にメモをとるんじゃないかって)
もう一度、なんて出したのは、ずっと先ですが、
メンバーをかえて再び訪ねるという話を書きたいと思ったから。
・・・以上!
というか、なんか書いててかなり違う気がしてきた。
(途中で嫌になってきたので、中略とした)
どういう風に書いてるか、ってこういうのとは又違いますよね・・・。
これじゃあ振り返りとあんまりかわんないし。(いやまあ、振り返りなのだけど)
次回は、ちゃんと書きたいと思います。
えーと、小説の書き方について補足、です。
わざわざその1なんてつけたのは、これからも付け足すかもしれないから(爆)
で、どういう補足かと言いますと、“考えながら書く”という部分ですね。
普段から私は空想が好きでして、頭の中で物語をよく作ります。
小説的・・・ではなくてアニメ的、というのが近いですね。実際にキャラが動くから。
そんな話をこうやって文に直すとき、その頭に浮かんだ映像とかを、
説明するみたいな形で、セリフを書き写す、みたいな形で、書いていくわけです。
キャラ達と一緒に書くとか、勝手に動かれるとかいうのもあったり、
途中でわけがわからなくなったりするのも、このためだったりします。
理想的なのは自分が監督となってキャラを動かす、かな?
ちなみに情景描写とかが大抵おざなりなのはこの所為だったり(爆)
ほとんどの話においてこの方法で書いてます。