御書
八代の徽宗帝による書ということで「御書」と呼ばれています。書体の見事な大觀の中でも
とくに風格と気品があります。
25.3mm、4.3g | |
平濶 4字とも大字で、「大」「觀」字が広く見えます。
25.6mm、3.1g | |
御書退大
「大」字が退いています。手持ちの大觀小平銭中最大級です。
25.8mm、4.2g | |
退大右昂
「大」字が退いています。上のものに比べ、「寶」字のウ冠の右肩(向かって左)が内郭と同じくらいの高さに
なっています。
24.9mm、3.5g | |
蜒り(うねり)狭穿
「大」字の末尾がうねっていることからこの名前が付けられています。「大」と「通」字はおもしろい
のですが、「名筆」とは呼び難いですね。
24.8mm、3.7g | |
蜒り(うねり)
上のものに比べ、穿が大きくなっています。
23.9mm、3.5g | |
細字 大全の「細字」とは合わないようですが、このものが「細字」に最も近いものといわれています。 ただし、このものは銭径が小さく、末鋳銭かもしれません。
24.2mm、2.2g | |
細字欠サ觀 「觀」字の草冠の横引き筆初めに欠落があるのでこのように呼ばれます。 このものは「觀」字の「見」画の下部に鋳不足があり、少し残念です。
24.7mm、3.8g | |
引き通し
「觀」字には「草冠」がありますが、その横引きが右いっぱいまで引かれているので「引き通し」
と呼ばれます。
25.2mm、3.6g | |
廣草冠肥字 文字がぽってりとしています。なかなか少ないものです。
25.4mm、4.1g | |
昂通大字 「通」字が昂がって見えます。四字ともに大字です。
24.8mm、4.1g | |
昂通小字 「通」字が昂がって見えます。
25.1mm、4.6g | |
寛字 「昂通小字」に似ていますが、「寶」字の第二画が垂直になっています。
24.6mm、3.4g | |
昂通廣大 古泉大全では八位となっていますが、とても少ないものです。
24.9mm、5.2g | |
降通 雑銭をほじくっていると、これと「短尾大」ばかりが出てきます。
24.6mm、3.6g | |
降通濶縁(母銭?) 上のものに比べ、濶縁縮字になっています。”母銭”ということで入手しましたが。。。
25.1mm、3.5g | |
降通濶縁 濶縁縮字に見えます。
24.5mm、3.5g | |
短尾大
雑銭をほじくっていると、「短尾大」と「降通」ばかりが出てきます。掲載品は大様で25.5mm以上あります。
25.5〜25.8mm、3.4g | |
短尾大寄郭
上のものの寄郭です。寄郭の度合いには何段階かあるようです。
25.1mm、4.5g | |
小通垂尾 古泉大全の九位ですがそれほど多いものではありません。大全では、大観の位付けが低くなっているものが多いようです。
25.1mm、3.5g | |
平頭通 「通頭」が大きく平たく見えます。
24.5mm、2.7g | |
狭穿廣大 「大」字が進んで見えます。
25.3mm、3.2g | |
俯觀 「觀」字が俯しています。「俯す」というよりは「前のめり」になっているように見えます。
24.5mm、3.5g | |
小觀 「觀」字には「草冠」がありますが、その横引きが短くなっています。
23.8mm、3.5g | |
小觀大頭通 上のものの小異銭です。「通」字の頭が「小觀」に比べ俯していません。
25.0mm、3.3g | |
小字
額輪気味です。
24.0mm、3.2g | |
小字廣穿 選り出したときは何か分からずワクワクしていましたが、大家の方たちに教えていただいて 正体が判りちょっと残念。少ないモノではないそうです。
24.5mm、3.2g | |
濶大 「古泉大全」不載のものです。細字で「通」字のしんにょうと通頭に特徴があります。 手持ちの大觀小平銭中最大です。白銅の珍しいものです。
25.9mm、4.2g |