元豊通寶・大字系
大字の類は分類が難しく、初心者のわたしには手に負えないのかも知れません。 錯誤も多々あるかと思いますが、お気づきの点などございましたらご教示いただければ 幸いです。

北宋・元豊年間(1078〜1085)
大字肥元類
大字肥元・正様(篆書)

「元」字が幅広で大きく見えます。4字ともほぼ中央に位置しています。

銭径25.1mm、3.1g
符合泉志 初編四、古泉大全 八

大字肥元・俯左元(篆書)

「正様」に比べ、「元」字が左(向かって右)に寄っています。

銭径25.3mm、3.7g
符合泉志 二編三、古泉大全 六

大字肥元・仰元(真書)

「元」字が仰いで見えます。「通」字はやや進みます。

銭径25.0mm、3.5g
符合泉志 二編五、古泉大全 八

大字肥元・仰元進通(真書)

「元」字が仰いで見えます。「通」字は進み、やや仰いで見えます。

銭径25.1mm、3.4g
符合泉志 二編三、古泉大全 七

大頭通類
正様直元(真書)

「大頭通」の類は「大字肥元」類に比べ、「元」字が狭く、「寶」字の足が小さくなります。 このものは「元」字が俯しておらず正直元になっています。

銭径25.2mm、3.8g
符合泉志 二編八、古泉大全 九

正様直豊(真書)

「正様直元」より「元」字が僅かに昂がり、「豊」字が俯していません。

銭径24.9mm、2.9g
符合泉志 二編四、古泉大全 八

正様斜豊(真書)

「正様直元」より「元」字が僅かに内郭から離れ、「豊」字は僅かに仰ぎ、「寶」字が降ります。

銭径25.4mm、3.3g
符合泉志 二編三、古泉大全 七

俯元(真書)

「正様直元」より「寶」字が僅かに降ります。

銭径25.2mm、3.7g
符合泉志 二編六、古泉大全 八

右元降寶(真書)

「正様直元」より「元」字が進み俯します。これも判りやすいです!鋳不足が残念です。

銭径24.5mm、3.0g
符合泉志 二編二、古泉大全 七

右元進通(真書)

「正様直元」より「元」字が進み俯します。

銭径25.2mm、3.4g
符合泉志 二編三、古泉大全 七

痩郭(篆書)

内郭が痩せている?

銭径24.7mm、3.8g
符合泉志 二編十、古泉大全 十

昂豊(真書)

「元」字が仰ぎ、「豊」字が昂がります。これも判りやすいです!

銭径25.4mm、3.9g
符合泉志 二編六、古泉大全 七

降豊

「豊」字が降ります。これも判りやすいです!真書のみです。

銭径25.0mm、3.9g
符合泉志 二編三、古泉大全 七

廣穿

名前の通り、廣穿です。これも判りやすいです!真書のみです。

銭径24.9mm、3.4g
符合泉志 二編十、古泉大全 十

横点寶類


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