*素地について
アメリカン・楽では、800度以上で急熱急冷をするため、素地の選び方が重要です。
陶芸教室では愛知県瀬戸市の大島耐火さんの土を使いましたが、幸い大きくひびの入った作品は
1点もありませんでした。多孔性を高めるために信楽土に10%から20%のシャモット、又は
童仙坊を混ぜても良いと思います。
素焼きは900度から1000度ぐらいが適当と思われます。釉薬は800度〜820度で
溶けてしまうので、通常の素焼きより高温にしないと非常にもろい物になってしまいます。ただし
1000度を超すと素地のガラス化が始まり釉薬が塗りにくくなります。
*成形での注意点
アメリカン・楽の作品の制作にはどのような成型方法でも良いのですが、あまり厚くしすぎない
ように注意しました。(1cm以下)やはり1番の問題点は、パーツ同士を接着したときです。
普段の高火度焼成よりより注意が必要です。
*釉掛けについて
アルカリフリットは非常に沈殿しやすいため、ふのり、またはCMCを混ぜよく攪拌します。
釉薬により厚みが若干異なりますが、あまり厚掛けするとあばた状になります。
参考図書 ピーター・コセンティーノ 「陶芸の技法百科」 グラフィック社
クリスティーン・コンスタント スティーブ・オグテン 「焼き物の釉薬」
丹下 裕史 「楽焼きの実践と考察」