AREA


Arbeit Macht Frei

ヴォーカルのデメトリオ・ストラトスの唄だけあれば、それだけで満足するようなファンも多いのではないかと思うが・・・彼の唄には心を揺さぶる肝心なものが私には欠けているように聞えてしまうのである。 その不満は1978でかなり解消されているのであるが・・・・。 アレアのデビュー作の本作品は、冒頭からデメトリオお得意のブルガリアン民謡の影響をもろに感じさせる曲である、これぞアレアでござるのごとくアヴァンギャルドですね(笑)  続いてフリーキーなジャズロック・ナンバーで唄が混じると突如変態系となりて個人的には調子が狂う、インストのみで聴きたかった・・・インストのみを聴いているとナショナルへルスで聴いた曲とオーバーラップしてきた。 以下の曲も屈強なジャズロックを堪能出来るものでアグレッシヴである、デメトリオの唄とのアンサンブルで個性を主張しまくっている。 73年


Caution Radiation Area

私のお気に入りとなるとこの作品になるのだろうが、ベースがジャズ寄りのアレス・タボラッツィに替ったせいでもあるのか? 前作よりもかなりフリーキーなジャズテイストの強い音楽性を聴かせてくれる。 デメトリオのファンにとって満足出来るのはお馴染みブルガリアンな1曲目のみであろうか?(笑) 極めつけの素晴らしい曲は2曲目の”ZYG”であるが、素晴らしいテクニックに裏打ちされたドライヴの効いたテンションの高いジャズロックナンバーである・・・クリムゾンの影響を受けているのが解る、ロバート・フリップばりのギターワークが聴ける。 74年


Crac!

アルバムとしてのまとまりの良さ、出来では代表作品となるのかもしれません。 前作の散漫な印象の残る内容からすれば格段にチームワークのコンビネーションの良さが光るようです。 1曲目は何時ものアレア節ですが、前半のたたみ掛ける流れはジャズロックの楽しさを与えてくれるだろう。 74年


Are(A) zione

イタリア共産党のイベントに積極的に参加して演奏を聴かせるなんて日本人の感覚からすれば、あまりピンとこないのものだが(笑) 75年のツアーの模様を収めた初のライヴアルバムですね・・・1stに収められているお馴染みの曲で幕を開けるのは、やはりブルガリア民謡、地中海モードへの拘りなのだろうか? だろうね(笑) 比類なき変態唄に屈強なジャズロック・バンドの腕前は凄まじいテンションで聴く者を圧倒するのである。 プログレッシヴロックの本来あるべき姿勢を感じることが出来るのである。 


Maledetti

これは、メンバーのみで演奏された曲が1曲のみであとはセッション・ミュージシャンを迎えての録音ですね。 もっとも印象に残ったのはデメトリオのヴォーカリゼーションの訳の解らない感覚ですね(笑) 彼のソロなんてとても私には聴けないほど??である。 新たなる試行に溢れた意欲が買える作品ではあるが・・・・さて、聴く者を選ぶかもしれないな。 77年


1978

プログレ史上屈指の変則拍子バンドの名に相応しい出来の素晴らしいアルバムである! ギターリストが脱退して四人編成となっているのだが、ものともしないのはやはりデメトリオが居るからに他ならないのか? 何と言っても何時ものヴォーカリゼーションを聴き易く処理しているのが有り難い(笑)  まあ、とにかく文句の付けようのないインターナショナルな出来映えである。


Event'76