プチロケ地巡り(九十九里浜)


2003/2/23

ハロプロ関係ではありません。あしからず。

僕は休日にはよくドライブに行く。何の目的も無く、どこという目的地も設定せずに気の向くままに走りながら目的地を決めていくのだ。そして、行ったことのない街に行き、そこで喫茶店に入ったり、あるいは店をフラフラと見て回ったりと、ちょっとした旅行気分を味わって楽しむ。無駄な時間といえば無駄な時間だけれども(外れるときも多いしね)、贅沢な時間の使い方でもあるとも思う。

先日、またそんなドライブに行ってきた。場所は九十九里浜。なんとなく海がみたくなったので。
で、その行った先の海なんだけど、どうにも見覚えがある。
あれ?どっかで見た・・・・あっ!この前買った宮崎あおいのエッセイに載ってたところがこんな感じだった。
ただ、もちろんそんな無目的なドライブにエッセイ集を持ってきてるわけも無いので、確認が出来ない。それにものすごい田舎まで来ていたので、こんなところで撮影するとはとても思えなかった。偶然にしても出来すぎだし。ただの勘違いかなぁという思いが強かった。

で、その日家に戻ってから確認してみた。
当たってた。
なんかすごいなぁ、って自分に感心しながら、これは運命なんだと一人ほくそえむ。でもそれにしちゃいろんな相手に運命感じすぎなんだけども。

ま、そんなわけで後日デジカメ持参で撮影してきた。それが今回のレポです。


まずは参考資料

宮崎あおいエッセイ集『the + me』の1コマ。
このエッセイ、読み応えもあるし、写真もすごくいいのがたくさん入ってて本当にいいのです。あおいファンなら必携だし、じゃなくても、けっこうお薦め。文章だけでも結構ね、いいのですよ。読んでて、ちょっと元気がでてくる。
娘。でもこんな本だれか出してくれないかなぁ。


で、今回取ってきたのが

ということです。

場所は九十九里浜の山武群蓮沼町ってところの海岸。高速道路がここまでは来てないので、けっこう時間がかかる辺鄙なところ。なんでこんなところまで来て撮影したんだろう。
このエッセイ集、そうとう気に入ってるんでロケ地めぐりはしたいなぁと思ってたんだけど、ヒントが少ないのでまぁほとんど諦めていた。この海もあまりにヒントがなかったし。
だから今回見つけることができたのも、完全に偶然のおかげ。うれしいね。いままで色々なロケ地巡りしてきたけど、今までで一番難度が高いものを見つけたと思う。

あぁ、当然この柵にのぼってきましたです、はい。

あと、この近辺で、エッセイ集にあるシーンをいくつか。

赤と白の柵の上にも立ってたね。


この電柱の横とか。


で、エッセイ集にはもう1つ海のシーンがある。持ってる人にはわかるだろうけれど、砂浜にある壊れた古い小船でのシーン。この小船をひたすら探したんだけどこれが見つからない。おっかしいぁこのあたりだと思うんだけどな。衣装は変わってるけどネイルが一緒だから同じ日に撮った筈。
じゃぁ着替えてる間にでも移動したのかなということで、車で海岸沿いを移動しては、海に入っていって海岸をチェックという作業を繰り返す。
でも見つからない。

結局見つからなかった。
う〜ん。北上したのがまずかったのかな。きっと最初の海岸よりも南側にあったんだろう。こんど気が向いたら探しに行ってみよう。

で、なぜ北上したかというと、せっかくだからついでに飯岡漁港に行ってみようと思ったから。飯岡漁港っていうのは『ジュブナイル』っていう僕がすごく好きな子供向けの特撮映画のロケ地なのです。
(この映画は3年ほどまえのSF映画で、有名どころでは香取くんとか鈴木杏とか酒井美紀あたりが出演。まぁストーリーはぶっちゃけ子供向けだけど(変な宇宙人とかでてくるし)、でもけっこうよく出来てるし、なによりエピローグがすごくよかった)

で、その飯岡漁港では、最後の宇宙人との戦いのシーンのロケ地などを無事発見。映画を久しぶりに思い出せていい感傷にひたれた。
でも、ここでとった写真はまちがって消してしまいました。はぅ。

で、その漁港から高台が近くに見えたんだけど、主人公の家は漁港の近くの高台にあったことを思い出したので行って見た。
あった、主人公の家。

この右の店が主人公の少年の両親が経営している店という設定だった。鈴木杏とかもいたなぁ。

ただ何が残念って、店が準備中だった。入りたかったな。無念。
で、この店のすぐ後ろから見える景色が、飯岡漁港の全景。映画でも何回か使われていたと思う。

宇宙人と戦うシーンはこの写真の右の湾になっているところ。

やっぱ、映画のロケ地って、その映画の物語みたいなのが感傷にオーバーラップしてきてなんかすごくいい。ただの観光地にはない面白さがあると思う。なにか好きな映画があるのなら、是非一度体験してみて欲しいなと思います。


今回のプチロケ地めぐりはこんなところで。
今度はどこに行こうかな。



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