市井紗耶香 in CUBIC-CROSSライブレポ(5/6 赤坂BLITZ、 6/22 赤坂BLITZ追加公演)


(5/6 赤坂BLITZ)

ダブルヘッダーで参戦して来ました。
初回は後ろの方ですが、段差があって高くなっている場所の先頭で。
2回目は、右端の最前列(といっても端は柵が曲がってステージから遠ざかっていくので厳密な意味での最前列ではないが)で見てきました。
どちらも視界がクリアで、背伸びする必要がまったくなかったのがすごく良かったです。
特に、2回目では市井ちゃんがこっち側に来たときには、ものすごく近かった。えがった〜。
真ん中辺りにいるときは、それほど近くもないんですけど、代わりに吉澤さんが常に近くにいました(^^;

以下時系列順に追っていきます。

*人生がもう始まってる
まったくもって予想通りのスタート。まぁ他の選択肢はないやね。
やっぱ生音はすごくいい。ドラマーさんかっこいい。ネクタイがかわいい市井ちゃん。
吉澤さんは最初テレビで見たときはイケメンだと思ってたけど、実際マジかで見てみると
どっちかというとお笑い顔のような。いやまぁかっこいいですけどね。

*ある日突然
*サルビアの花
結局FOLKSONGS中心かぁって、ちょっと残念に思った。わがまま。

*ロックンルージュ(松田聖子)
ぶりぶりな振り付けで、思いっきりアイドルする市井ちゃん。
ひいた。
う〜ん・・・・やりたかったの?やらされてるの?
そんな複雑な思いでステージを見る。

*17才(森高千里。元は南沙織)
またもぶりぶり路線
こういう路線なの?う〜ん。曲自体は好きだけど、市井ちゃんのぶりぶりっぷりにひく。
かわいいんだけどさぁ・・・・こういうの僕は求めてないんだよなぁ・・・・・。
頭の中でいろいろ考えちゃってライブに集中できず。

*娘。メドレー(ちょこラブ、ダンスサイト、真夏の光線、ふるさと、メモリー、DANCEするのだ、ラブマ)
完全に冷める。テンションがた落ち。
とくに、ちょこラブからダンスサイトに無理やり移行してメドレーと分かったときにはへこむ。
市井ちゃんが目の前にいるから無理やりのってるフリをしたけれども、正直目が死んでたと思う。
「モーニング娘。を卒業したんだから娘。の曲なんか歌うな」とか言う気はない。
けど、こんなつまらないメドレーはないと思う。
ふるさととか、メモリーとかを一曲ちゃんと歌うんならいいんだけど。
ブツ切れで、適当に張り合わせたメドレーを聞かされるのはたまらないです。
周りの人は素直に楽しんでるのかな?それとも僕と同じような人が多いのかな?
死んだ目で周りを見回すに、素直に楽しんでいるっぽい。
ただ単に僕がへんくつなだけなのか?過去にしばられすぎて、今を楽しむ心の余裕とか広さがないのかな?
そんな事を考えていてずんずんへこんでいく。

*たいせー&吉澤MC
そんなへこんだ心をすこし回復させてくれたのがこの2人のMC。
たいせーはやっぱしゃべりが上手でおもしろい。吉澤もいい感じで前に出てきている。
途中で市井も参加してまったりしたいい感じのトーク。
この3人のトークを聞いていて、ちょこっと復活。

*空
市井がギターを片手にしての「空」
鳥肌出るくらいによかった。
キュービッククロスの今をやっと見ることができた感じ。
今はこの曲があるからいい。前半戦のことは忘れようという気分になる。

*Lovin'you
*Material girl(マドンナ)
洋楽2曲。
これまたかなりよかった。
特にMaterialGirl。まさかアップテンポ系の洋楽を歌うとは思ってなかったんで驚いたけど
市井もかなりいい感じで歌ってる。発音も僕くらいのレベルの人が聞く分には全然違和感がない。
いいねいいね。この辺りでは気分も完全復活。

*夢の中へ
この曲はいいね。

*勝手にシンドバット
またまた、もうちょっと他に曲あるんじゃないか?とかいうネガティブモード。
本編ラストに向けてむりやり空気暖めようとしてるかのような。
まぁでもこのころには気分がすっかりよくなっていたので、普通に聞けた。

*タイムマシンにお願い
本編ラストの曲。
曲自体は聞いたことあるけど、あんまり知らない曲。
よかった。すごくよかったと思う。
バンドならではの音の疾走感もあってすごく盛り上がれた。

*アンコール
*なごり雪
黒のキュービッククロスTシャツをおそろいで着ている3人(2人?)の姿がすごくほほえましい。
なんかユニットって感じで。ユニットなんだもんね。
歌もよかった。
横浜ランドマークタワーのイベントで、この曲を聴いて泣きそうになったことを思い出し、また泣きそうになる。

*人生がもう始まってる
1回のライブで同じ曲を2回歌うというのはあんまり好きではないので、ちょっとがっかり。
なんか逃げてる感じがして・・・・。
カバー曲で締めても、僕は別にいいと思うんだけどな。
まぁでも予想はしていたので、それほどにショックはなく普通に楽しむ。
しょうがないか。これが今のキュービックの看板なんだから。よしとしよう(偉そう)

(終演)


とまぁこんな感じでした。
全体的な感想としては前半0点。後半90点って感じ。
まぁ僕の主観的な感想なので、前半0点って何様だって怒らないでくださいね。
とにかく「空」まではへこんでました。

娘メドレーに関しては、市井ファンの間でも色々意見がありそうですが、
たいせー、あるいは事務所のえらい人の考えでは、元モーニング娘。という色を
わかりやすく利用する必要があるという判断だったんでしょう。
たしかに、それがあることによってメディアも取り上げてくれるでしょうし。
昔からのファンを「切り捨てたりしない」という意思表示という、好意的なとらえかたもできるような気がします。

松田聖子や森高千里、さらにはサザンと言うきわめて分かりやすい曲を用意したのも
キュービックのファンの間口を広く開けておくと言う意味があるのかなぁ。

ただ、僕みたいに、もうどっぷりと市井紗耶香に漬かってしまっている人間からすると
もっと意外性のある曲だったり、
キュービックの方向性を示してくれるような選曲(それがドリカムかレベッカかあるいはプリプリかはわかりませんが)
が聞きたかったなと思ってしまうんですよね。


ま、文句ばっかり言ってるのも市井を甘やかす主義の僕らしくないのでこの辺りでおしまいにします。
(まぁ市井に文句を言ってると言うよりも、たいせーなりスタッフなりに文句を言ってるって感じですが)
なんだかんだでライブは楽しめました。
市井もかんばってました。その頑張りはすごく伝わってきました。
洋楽は2曲だけ?ギターは1曲だけ?ってのもなくはないですが、その計3曲が素晴らしいものに
なっていたので、十分評価していいと思います。
たいせー、吉澤、そしてバックバンドの方たちもすごくいい感じでした。
今回はそんな空気が感じられたことも、すごく嬉しかったです。


次は1ヵ月半後の仙台のファイナルに参加します。
1ヵ月半でどんな変化をとげているんだろう?どれくらい成長しているんだろう?
すごく楽しみです。


P.S.
結局のところ、今回のメドレーに嫌悪感を抱いている僕のようなファンが、
元モーニング娘。っていう過去に一番囚われているのかもしれませんね。
感想を書いていてそんなことを思いました。


(6/22 赤坂BLITZ追加公演)

昼の部に行ってきました。
もともと今日は行く予定ではなかったので、チケット無しで当日券を買って入りました。
ダフ屋から買えば定価以下でよかったんだけど、ちゃんと定価払って入りましたよ。えらい。(のかなぁ?)
しかし、簡単に当日券を買えるっていうのはこういうとき助かりますが、
キュービックとしてはあまりいいことではないはずなんですけどね。こういうのは今回だけだといいのですが。

さて、僕は開演時間ちょうどに入場したのですが、会場に入ってみて愕然としました・・・・・客少ない・・・・。
なんと基本はオールスタンディングの赤坂BLITZなのにフロアには椅子がおいてあります。
そして椅子も後ろのほうは空席がまだたくさん。
フロアの後ろには段がついている場所があって、そこには椅子はないのですが、
柵にもたれることの出来る場所にだけ人がいて、そこ以外には大きなスペースができています。
う〜ん・・・こんな赤坂BLITZは始めてみた。
客の入りが悪いのは予想していましたがここまでとは・・・・5月の公演の半分も来ていないんじゃないでしょうか。

いわゆる復帰バブルがはじけたという感じなんでしょうね。
5月の公演には来てたお祭り参加気分の非市井ファンが今回は来ていないということなんでしょう。
しかし、それはつまりは、キュービックは新規のファンをまったく獲得できていないということ。
そして、もう一回見たいなと思わせるほどのライブを見せることは前回できなかったということ。
これが今のキュービックの現実です。

さて、僕はこんな時間にきたにもかかわらず、段差がついて高くなっているところの
柵にもたれることの出来る場所を確保できました。
前に人がいないのですごく見やすいです。う〜ん。
ま、何はともあれ、そんな感じでライブが開始。
以下、セットリスト順に感想を書きますが、正直セットリストはうろ覚えですので、間違ってるところもあるかと思います。
その辺りはご容赦くださいませ。


*人生がもう始まってる
いつも通りこの曲から。やっぱ、この時のネクタイにチェックのパンツの市井ちゃんは本当かわいいなぁ。
ここの衣装が一番好きです。あと、この曲はやっぱ好きだな。とりあえず体でノッておく。
PPPHがやっぱり始まってしまうわけですが、まぁもう諦めてるのでそれはそれって感じであんまり考えないようにする。
ずいぶん歌いこなせてきた印象を感じたな。

*ある日突然
*ルージュの伝言
ある日突然はいいなぁ。好き。
まぁこの曲でもPPPHが始まってしまうわけですが(なんでもやればいいのかよとちょっとオカンムリ)
なんかね、見てると市井の表情がちょっと険しい気もした。
黙って聞けと言ってるかのような・・・・多分気のせいなんだろうな。
でも、きりっとした表情で歌う市井はすごくかっこよかったし、歌もすごくよかった。いいねいいね。やっぱ市井好きだ。

あと、市井がまっすぐ見て歌ってるときは、市井の視線の先がちょうど僕がいるあたりの場所になっていたので、
なんか市井に見られてるような錯覚を覚える。単なる居場所の問題なんだけど、嬉しい錯覚。

*17才(森高千里。元は南沙織)
前回は結構ひいたけど、もうあることは知ってるから今回は普通に楽しめた。まぁこれはありでもいいかな。

*ロックンルージュ(松田聖子)
ぶりぶりな振り付けは、やっぱ苦笑。なんか、ずっと苦笑いしながら見てた気がする。
これは「なし」の方だと思うが、まぁギャグだと思いながら見れば、見れなくはない。でもノルことはできなかった。

*娘。メドレー(ちょこラブ、ダンスサイト、真夏の光線、ふるさと、メモリー、DANCEするのだ、ラブマ)
でた。
市井を見る。
やっぱり、きつい。かっこ悪い。僕にはとうてい受け入れられないもの。
それでも、見る。市井の表情から何かが読み取れないかと。
・・・わからない。市井が何を考えながら歌い、踊っているのか?わかるはずもない。
これ以上見つづけるのはきつくなって、途中で退場し、ドリンク売り場でジュースを買う。
会場からもれてくる音を聞きながら、しばしドリンクタイム。
半分くらいの満足感と、半分くらいの罪悪感。
自分の意思を示したという自己満足と、市井が僕の移動を見て取って気にしてないかという不安感。
結局は、自分の行動がなんか子供じみたことのようにも思われてきて、会場に戻ることにした。

そういえば、恐らくはぼくと同じような気持ちなのか、メドレー時に外に出てタバコを吸ってる人がいたなぁ。
あれはネット上で知ってる人なのかもしれないな。そんなことも思った。

さて、ドリンク片手に同じ位置に戻ると、ラブマシーンが始まった。
ステージはまったく見ずに、前のほうのファンを見ながらジュースを飲む。
子供じみてるなぁって思いながらも、やっぱ今のステージはちょっと僕には見るにたえないです。ごめんなさい。

*失恋LOVEソング
たぶんこの位置だったと思うけど。
さて、新曲初披露。
さんざん、この曲はだめだだめだと言ってきたけど、全然ダメでもないかなとも思い始めながら聞いていた。
ただし、サビ以外はですけども。
やっぱ生で聞いても「失恋らぶそんぐ〜」のところは気持ち悪い。あのメロで、この音はありえない。
理論とかそういうのは僕にはわからないけど、ここにこの言葉がありえないのは明らか。スタッフは誰も何も言わないの?
聞き終わって、僕の評価は結局あまり上がらなかった。残念。ライブでもかわらなかったな。

*空
ドリンクを捨てに行ってる間に居場所を取られてしまったので(^^;、以降、曲ごとに居場所を変える流浪の民と化す。
この曲は前の椅子席までいって聞く。
おや?あんまり声がでてない。風邪かな?それとも喉に疲れがたまっているのか?
でも、いい。声が少々調子悪くても、この曲はもう市井はモノにしてるから、安心して聞ける。いい出来だった。
すごくよかった。来てよかった。

*Lovin'you
お?やってくれるんだこの曲。もう聞けないと思ってた。これもいいね。ただこの曲で手拍子はやめてくださいな。
なんでそんなこともわからないんだろ?

*夢の中へ
相変わらず、この曲は歌いこなせてないように感じるなぁ。難しい曲なのかな?

*Saturday night
うわぁ、これは全然歌えて無かったですよ。どうした市井ちゃんと思ってしまった。あんまり練習してないんじゃ。

*学園天国
あぁこの曲はありかな。勝手にシンドバッドよりは絶対こっちだ。市井に合ってる。
ここのセットリスト変更だけは賛成。
僕は誰か友人と一緒じゃないと、ライブにきても騒げない人なので、このときは一人で来たことを後悔。騒ぎたかったな。
おとなしく体だけ揺らして見てました。

*タイムマシンにお願い
本編ラストの曲。よいよい。バンドの一体感も感じられてよいです。

*アンコール
*なごり雪
もう完全に「市井の」なごり雪が歌えてると思う。ここに関しては、絶賛してよいんではないだろうか。
市井の歌手としての可能性を感じさせてくれる。

*ずっとね。
新曲のカップリングです。
正式なタイトル名はわかりませんが市井は「ずっとね」と言ってました。最後のまるは僕の趣味です。
「新曲のカップリングです。聞いてください」と市井が言ったときの僕の期待の高まりといったらそれはもうって感じでした。
A面があまりにも不満なので、その分、なんとかカップリングはと、ずっと思ってたんです。
そして披露されたこの曲。
・・・・・キュービックはまだ大丈夫。

ライブで始めて聞いたという雰囲気によるプラスアルファはあるでしょう。
「パッパパッパ」ってコーラスは邪魔だなぁとも思いました。
でも、満足です。いや期待以上。
たしかに、A面にもって行けるほどの華はない曲です。
でも、僕は好きな曲。一番僕が望んでいること。本当にうれしかった。

*失恋LOVEソング
2回目。カップリング曲のおかげでご機嫌な気分で聞けた。
でも、A面とB面変更しないかな〜ってばかり考えてた気がする。

*アンコール(2回目)
*人生がもう始まってる
アンコール2回編成ってのは今回のツアーでははじめてなんじゃないかな。
正直、同じ曲2回歌うのが、2曲もあるのはどうかと思う。
ま、しょうがないか。そんなことにまで文句つけるのはよそう。
曲が増えてくればそんなことはなくなるし。

(終演)


と、今回はこんな感じで。
一番印象に残ったのはやっぱ新曲のカップリング。僕好みの曲がでてきたのは本当嬉しいなぁ。
同点ホームランくらいは打ってくれた気がします(まだ、逆転ホームランってほどではないらしい)
あと、なごり雪、空。この辺りは本当市井も聞かせてくれるようになっててすごく満足でした。

ライブパフォーマンスはどうなのかな?客ののせかたとか。成長してるのかな?
正直、僕は一人って事があって、後ろでおとなしくしてたので、その辺りはよくわからないのですが、
まわりの反応を見る限り、その辺りも成長してるんじゃないかなぁという気はしました。

やっぱ、仙台行きたいなぁ。「ずっとね。」聞きたい。前のほうでノリたい。
今日も夜の部も見ちゃおうかなってちょっと思いましたもん。
って考えると、昼の部終了後、夜の部にあまり気乗りしていなかった前回の5月のキュービックよりも、
全然成長してるってことなのかな?

ま、仙台はやっぱ無理なんで、次回のツアーを楽しみに待っていたいと思います。
手持ちの武器も増えて、娘。メドレーなんかに頼らない、本当の意味での
「市井紗耶香inCUBIC-CROSS」のファーストツアーを。
そしてその頃には、赤坂BLITZから椅子が消えているといい。
今日はやたらと広く感じた客席を、ずっと狭く感じられるものにしなくちゃ。

今日の悔しさをバネに這い上がろう、再び。


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