あとがき兼言い訳

 


 終わった〜!
 いや、BUSIN0が終わってないけど。
 あとがき…と申しますか、自分のメモ的に(笑)、思うことをつらつら書いておきます。

 ダークマターの最初のテーマは『捨てられた子供』でした。
 『捨てられた子供』が、周囲の人間に支えられて、無事成長する、というのが目的でした。
 予定では、最後の最後で『好き』も理解して、全感情習得レベルクリアと言いますか、完全な『人間』として完成したところでお話終わり、という感じでした。
 途中でBUSIN0の世界に話が続くことになって、ちょっと予定変更されてるような(笑)。
 いや『好き』も理解しましたよ?でも、やっぱり、どこか『足りない』んですな、ダークマターは。
 でも、自分はどこかおかしい、と悩む段階は通り越して、しゃあないじゃん、そもそもその機能が無いんだから、とすんなりと自分を受け入れられるようになりました。
 まあ、それはそれで一つの到達かな、と。
 
 それから、もう一つの目標は、最終話の題にも書いてますけど『すまない、が人生最後の言葉になるオリジナルと、ありがとう、が最後の言葉になるコピー』というものでした。
 ゲーム内では、白髪の剣士様は「ありがとう」とか言っちゃってますけど、それは置いといて(笑)。
 うちの白髪の剣士様=ダークマターオリジナルは、悔恨と慚愧の念だけで構成されてる魂の欠片なもので、どうしても「すまない」で終わってしまうんですな。
 それとの対比で、色々と欠けたものはあるけど皆によって支えられたコピーさんが、最後に世界を愛せる、世界にありがとうと言える、というのが目標だったんですが…いや、言ってるんだけど、これで終わりじゃなく続いちゃったもんで、何となく達成したのやら未完結なのやらよく分からない状態に。
 ということで、ここで終わらなかったダークマターの話には、一つの結末が用意されてます。私の脳内には(笑)。
 そこまで書くには…データが飛んだもので、もう一回BUSIN0やり直さなきゃならんのですが。
 ぼちぼちとやりますよ、プチガード。


 後はちょっと言い訳がましく。
 えーと、基本的に、うちのクルガンとダークマターは「恋愛」にはならないのでして。
 やってる『鳥頭』とかマンガとかは、この場合正史ではない、ということにして大きな棚に上げておくとしてですな。
 クルガン→ダークマターは、保護者のような感じですけど、実は根底にあるのは罪悪感です。
 オリジナルを信じてやれなかった自分への後悔だとか罪悪感だとか、そんなもんが表に出ると「せめてこいつを幸せにしてやらねば」という強迫観念になってるのです。
 まあ、コピーダークマターが幸せになれば、クルガンがオリジナルを信じなかったと言う事実が赦される、と言うものでもないんですが、とにかくクルガンは『自分が何故そんな風に考えるのか』とかを改めて考えることなく、ともかくそう思い込んでる、と。
 でもって、ダークマターの方も、そもそもは自分が暗殺者として入り込んだことが悲劇の始まりだと思っているので、王宮関係者に罪悪感を感じていまして、唯一の生き残りであるクルガンには彼らの分まで幸せになって貰いたい、と思ってます。
 クルガンとの違いは、なにゆえクルガンに幸せになって貰いたいのか(答え:罪悪感から)、それは自分が赦されたいからではないのか、ということをきっちり認識している、ということでしょうか。
 ということで、実はこの二人、すんごい疲れる関係なような気がします。
 お互い根底は『罪悪感』。
 でもって、男同士なもんだから、自分の手では幸せにしてやれない。
 …いや、まあ、男女なら自分の手で幸せに出来るのか、とか、結婚さえすりゃ幸せなのか、とかその辺は置いておくとして。
 相手を幸せにしたいんだけど、どうしたら良いのか分からない、というような感じでしょうか。
 特にクルガンが分かってないので、やたらと甘やかしてみたり、とりあえずダークマターが言うようにしてやる、みたいなところがあります。
 ダークマターの方はもうちょっと理性があるというか、単に理詰めでないと理解できないというか、なので、一定の目標を持ってクルガンに接しています。
 ま、それが正しいかどうかは別として。
 
 さて、まあ、カップリング論はここまでとして(笑)。
 とにかく、ハッピーエンド好きなもので、<仲間>は生き残ってしまったわけですが。
 あ、ちなみにヒナは敵討ちが終わった時点でドゥーハンを出たもので、あれなんですが。
 BUSIN0時代に飛んでいっちゃうかどうかはともかく、リカルド&サラは、イナカで無料救護院と設立、自分の子供及び孤児院の子供たち、孫たちに囲まれて大往生、という最期を迎えると思ってます。
 一番、<普通の人間>代表として、普通に幸せになって貰いたいですな。
 グレッグは…これまた人間としては破格に長生きする予定。自分で「憎まれっ子、世に憚るじゃ」とか言いながら飄々と。
 ルイ姐も、言い寄る男どもを蹴散らしながら、最後まで自由に生きていて頂きたい。
 
 クイーンガードの剣の設定もあるし、BUSIN0のプチガードは最後まで書きたいとは思ってます、えぇ。
 日誌形式のあれ、最後の締めが誰かは決まってるんだけどなぁ。そこまでがなぁ。
 では、これからも、ぼちぼちとお付き合い下さい。
 完全に自己満足な呟きを読んで下さいまして、ありがとうございました。



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