ハートネットふくしま

シリーズ・西郷村「太陽の国」
             



災害連絡 8・27大雨洪水災害救援活動

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太陽の国って?
掲載2回目・1998. 9/18 作成

災害当日8月27日の現場写真 『太陽の国』ってどんなところ?
多くの方が存在の実体を知らず、疑問を持たれていると思います。

この『太陽の国』とは下記に示すような『救護施設』、『重度身体障害者更生援護施設』、『特別養護老人ホーム』、『精神薄弱者厚生施設』などの福祉施設が集まった所です。ちょっと解りにくいかもしれませんが・・・。







古い参考資料より抜粋して上記記載しておりますが、その内容は現在も大きく変わらないものと思われます。

今回の8・27大雨洪水災害の影響で避難し、その入所者が現在もその場所に戻ることができないでいる施設は、『かしわ荘』、『けやき荘』、『からまつ荘』、『きびたき寮』、『さつき荘』の5施設です。

仮に満床の定員であれば550名の方が被災して避難していることになります。太陽の国の被災しなかった施設内で分散して避難していると考えても、受け入可能の人員には限界があり、推定でも400名近い入所者が、自宅もしくは県内外の他の施設に一時避難しているのではないでしょうか。
そして、施設関係に詳しい人であればこの数字は大変なことに気付くはずです・・・。

災害当日8月27日の現場写真 今回の突然の災害に、今までのゆっくりとした時間の流れの生活から一転して、慣れない生活を送っている彼らは今どんな気持ちでいるのでしょうか?
それより、いったい、いつになったら、彼らは以前の生活に帰れるのでしょうか。

高齢化社会を迎える現在の日本に於いて、隔離された知らないところ、遠い国で起こった災害、ではなく、いずれ誰もが関与せざるを得ないほどの身近な問題ではないでしょうか。

我々「ハートネットふくしま」は、この事実を重く受け止め今後も見守り続けていくと共に、より多くの方々にお伝えすることが責務ではないかと考えております。

(文中の写真は、すべて災害のあった『太陽の国』です)

<写真撮影> 
ハートネットふくしま
吉田   



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