災害連絡 | 8・27大雨洪水災害救援活動 |
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ところで太陽の国の近況は? |
掲載1回目・1998. 9/9 作成 |
メールの問い合わせで、「被災した太陽の国の状況はどうなっているんですか?」という質問が寄せられています。
たしかに現在避難なさっている入所者や施設の職員さんや被災した施設の近況は、新聞やテレビ等の報道ではあまりふれてはいなかったようですね。実際、ハートネットふくしまでも、情報が入ってこなかったのです。
現在、かしわ荘、けやき荘、からまつ荘、きびたき寮、さつき荘の5施設は未だに関係者以外立入禁止(施設の入り口に立て看板がありました。)で、必要な荷物を出した後、建物は手つかずの状態のようです。
かしわ荘、けやき荘、からまつ荘、さつき荘に入所していた方々は9/9〜9/18にかけて、県内外の特別養護老人ホームや身障施設に振り分けられて一時的に移るようです。
きびたき寮の方々は、ひばり寮内の訓練室や太陽の国病院や厚生センターを間借りしていくようです。
中の雰囲気はさしずめ衛生を保たれている野戦病院といったところでしょうか。
避難されている入所者は、普段であれば、自由に車いすで動き回っているのですが、被災以来ほとんどベッド上にいることを余儀なくされているらしく、不自由な暮らしにストレスが溜まってきているようです。
働かれている職員さんも当初はかなり神経質になっていましたが(マスコミの対応等で・・・)現在は落ち着きを取り戻しているようです・・・
どちらかというと、肉体的疲労よりも、指示系統の情報のすれ違いに、精神的疲労やストレスが溜まっているような感じをうけました・・・。
被災した他の多くの方々が復旧に向けてがんばっている中、全国に最初に報道されながら施設の職員や入所者がなぜか取り残されているそんな気がします。そう感じてしまうのはなぜでしょうか?
少ない情報ですが今後も何か動きがあった場合は、報告していく予定です。
(文中の写真は、すべて災害のあった『太陽の国』です)
<写真撮影>
ハートネットふくしま
吉田
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