ほろ苦い思い出

 

その11.我が家の新人
 その昔、私は人間以外の動物が全て嫌いだった。例え犬や猫でも。そんなある日、”ピロ”がボロ雑巾のよ

うなモノを拾って買い物から帰宅。

ガリ「なにそれ?」

ピロ「小猫。」

ガッビーン! マジで! ヤバイって!(謎) が、既に半分死んでいる。何故?

ピロ「最近、ずっとご飯食べてないと思う。こいつだけ仲間ハズレになってたみたい。他のネコは、ちゃんと

   走ってたのに、コイツだけ雨の中ただ立ってただけだし。」

 ウーム、確かにかわいそうな話だが、自分は「猫アレルギー」だぞ? そんなの飼えるわけねーじゃん。

ピロ「少しだけここに置いて、元気になったら放そうよ。」

 .....まあ、それなら良いか。少し我慢しましょう。しかし、コイツがまた本当に半分死んでいて、動物病

院へ。その医者の手にもおえず、心臓停止。が、どういうわけか再度心臓始動(?)させたらしく、何とか奇跡

の復活をとげるヤツ。しばらくは点滴をしなければならないらしい。

ピロ「ありがとうございました!」

 何か知らんけど、”ピロ”が泣いている。そんな、ついこの間拾ったばっかりの、どこのネコともしらんヤツに

涙を流すとは...。俺のためには、一度も涙なんて見せた事ないくせに(汗) しかも、治療費6万円って何

だ? 高過ぎ!

 ”ピロ”の愛情のおかげか、何とかそのネコは、我が家でも生活できるようになり、それでもその幼少の大病

がたたってか、大人になっても体の大きさが普通の約半分という小ささ。拾った時の痩せ過ぎ状態から、

”ピロ”が『ガリ』と名付ける。メスなんだから、”ハナ”とか、”タエ”とかにすればいいのに(謎

 いつの日か自分もその猫に慣れてしまい、ずっと飼う事に。メスなのに、知らぬ間に「小僧」の”ぞう”が付い

て、名前も”ガリぞう”に。ウーン、ちょっとかわいそう(笑) でも、未だに来客の誰にも懐かない程の警戒心と

自分達2人だけには懐いてくる様が、今では本当にカワイイ! なんて思ってます。