「真珠夫人」そう、昼メロである。 昼メロにハマったことは今までにもあった。そう、『砂の城』だ。 『砂の城』以来、昼メロからは遠ざかっていたのだが、放送開始前に偶然見た予告の番宣のほんの一瞬で「これはきっと面白いぞ!」と何か確信めいたものを感じた。そのおかげで幸運にも第一回から期待を込めて見ることが出来た。そしてその期待は何十倍何百倍にもなって跳ね返って来ることになる。 まずはそのタイトル。そして原作が菊池寛(読んだことナイケド)という大時代性、これだけで期待はいやがおうにも膨らんだ。そしてこれはあとから知ったのだが、脚本は中島丈博。『砂の城』で自分を骨抜きにしたまさにその人物だった・・・。 主役は横山めぐみ。瑠璃子というそのいかにもな名前と旧華族令嬢という設定からして「もうど〜にでもして」状態。その他にものっけから個性的過ぎる愛すべき登場人物が次々に現れる。 増田未亜。10年以上前にずいぶん『お世話になった』グラビアアイドル。当時はほんとに息を飲むくらいのまさに美少女だった。その彼女が10年以上の時を経て『演技派女優』としてブラウン管の中にいた。なにか嬉しかった。個人的にはそんな楽しみも見い出しつつ、ドラマは怒濤のように進行していった。 物語は5月に入り第二部。ここで登美子役の森下涼子の登場によって盛り上がりは頂点に達する。森下涼子、そう、あの『砂の城』の主役、美百合だぁ! そしてまたこの登美子、リリー役でまさしく名実共に『昼メロの女王』の地位を確立した。 第三部は、優、頼子という特異キャラが生まれるも、ドラマとしてはこれといった盛り上がりもなく(とはいえ、瑠璃子の「これでもか」よろめきシーン等、見どころは多い)最終回を迎える。 昼メロごときでこんなにアツく語ってしまってちと恥ずかしい気もするが、このドラマが昼メロという枠を遥かに超越した傑作だったことは、放送終了後に次々と証明された。 脚本家によるノベライズ本の出版、 毎回ビデオに録って見ていたんだけど、最初の数回が残念ながら残っていないのがとても悔やまれてならなかったので、これはとても嬉しい。 この上ない喜びになることでしょう。
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