『降水確率』曲紹介
降水確率 一番最後にできた曲。
他の五曲のオケをもう録り終えてからだったので、全て一人で演奏しました。
荒井由実とかはっぴいえんどとか、あの辺の雰囲気をやりたかった。
この曲の歌詞を考えている時に、ジャケットの百葉箱のイメージが浮かび、アルバムタイトルまで一気につながりました。
天気予報は毎日届けられます。
ワンダーステラ 珍しく激しい「ロックな」曲です。
デモテープを作った時の仮歌で、まだ歌詞ができてなかったのでデタラメ英語で『♪ワンダーステラ〜』と歌っていたのがそのまま歌詞になってしまいました。
ちなみにワンダーステラとは僕の大好きだった馬の名前です。
放課後カプセル 過去に立ち返ることで、現在の自分の姿の見えなかった部分が見えてくることもある。
疲れた時にはたまには立ち止まって後ろを振り向いてもいいんじゃないかなぁ。。。
僕が考える『究極のPOP』というのは、長い間多くの人々に歌い継がれる『スタンダードナンバー』のことです。
この曲は現時点での僕の『究極のPOP』の一つです。
時計 前作の「こおろぎ」に続く、15年前のATJというバンドでやっていた曲シリーズ第二弾です。
「こおろぎ」を入れた時に、前述のメンバーの弟さんがとても喜んでくれて「次は時計も」と約束しました。その話を同じくメンバーだったベースのキタダ君にしたところ「是非やろう!」とこちらも大いに喜んでくれたので、ほんとに久しぶりの共演が実現しました。当時以上のノリノリのベースを聴かせてくれています。カッチョエー!
歌詞とかはまさに「若さ全開!」で恥ずかしいけれど、この曲をこうして形に残すことができて本当によかった。ありがとう。
Be a Good Boy 「子供らしさ」を失うことは、一般的には悲しむべきことととらえられがちだけど、必ずしもそうとばかりは言い切れないと思います。
「大人のしたり顔」に子供はどうしても反発してしまうものだけれど、そんな中にも実は優しく見守ってくれている人がいるもの。なかなか気付かないけれど。
そんな人達への感謝の思いです。
NYのテロの現場での大勢の人の祈りの声が耳に響いています。
うえちのギターがCOOL!
つぼみ 冬に雪国に旅行に行った時に、現地で狩猟をしているおじさんに聞いた話が元になっています。
エサなんてなんにもなさそうな雪の斜面の上をよく見ると、ウサギやキツネや色んな動物の足跡が沢山ついていました。上の方にはクマの姿も見えました。
そんな昔から絶えまなく続いている偉大な『静かなる秩序』みたいなものをその時感じて、シビれました。
カナちゃんのドラムがそんな情景をもり立ててくれます。

『昆虫図鑑』曲紹介
Ca 一番最後にできた曲です。
結構「まったり」した感じの曲が多かったので、アルバムの一曲目になるようなアップテンポの曲が必要だな〜思って、意識的に作りました。
ちょっとしたきっかけで気分なんて変えられる。
みんなもっとカルシウムを摂りましょ〜♪という歌です。
少年セスナ 山川惣治氏の「少年ケニア」を小さい頃、まさに「血沸き肉踊る」って感じでドキドキしながら読んでました。
で、そのタイトルの「○○少年」ではなくて「少年○○」っていうセンスがね、例えようもなく美しいな〜って思ってたわけですよ。
ジャケットはこの曲のイメージからできました。
サウンド的には、クラリネットにグロッケンにティンパニ、それを四声のハーモニーが包み込む、という僕の大好きなビーチボーイズの「PetSounds」の雰囲気を出してみたかったのですがいかがでしょう?
砂絵と旅する男 江戸川乱歩が好きでね、その中では多分にファンタジックな異色作である「押絵と旅する男」からタイトルを借りました。
朝起きて窓を開けたら、街中が砂に埋もれていた・・・という夢とも現実ともつかない想像から生まれた曲です。
イントロの声は、これも夢とも現実ともつかないような奇妙な映画「去年マリエンバートで」からサンプリングしました。
こおろぎ この曲をやりたいが為にこのアルバムを作りました。
執拗な転調を繰り返すこの曲は僕が19歳の時の作品で、当時この曲を一緒にやっていたバンドのメンバーが、去年から闘病生活をしていました。
高校時代からの大の親友であった彼に15年振りのこの曲を聴いて欲しい、というのがこのアルバムを作る大きなきっかけでした。
彼の訃報を聞いたのは、アルバムのMIXが完成する前日でした。
JUNK MENU オウム事件の頃に思っていたことを歌にしました。
情報が溢れ返る世の中で、人は何を信じているんだろう?と。
そんな自己喪失っていうか、自分さえも信じることができない時に、カリスマ的なものが現れたらそこに自分の全てを委ねてしまう。
「自分」といってももうすでに希薄な存在になっているので、さほのど葛藤を感じることもなく。
あまりにも現実感に乏しい情報と、それに伴う疎外感、それを埋めようと人は何かにすがろうとする。
自分の中にも確実に存在するそんな感覚を歌詞にしました。
かえり道 僕としては珍しく、半分鼻歌から始まってできた曲です。
夜布団に入っている時に頭の4小節が浮かんで、いつもならばそのまま寝てしまうのに、ちょっと気になって眠かったけどたまたま枕元にあったメモ用紙になぐり書きをしておきました。
翌日それを思い出して、あとはあっという間に出来上がりました。
そのせいか、気軽に口ずさめるメロディーになったと思います♪