診断のきっかけ〜初めての集団行動〜家庭の医学
私が、ADHD等の専門機関に行くきっかっけになったのは、市内の保健センターでやっている言葉の遅れている幼児を対象とした親子教室に通い始めてからでした。とにかく、1秒でも座っていられませんでした。たのしいペープサートのお話しの時でさえ興味を示さず、1秒でも座っていられません。簡単なお遊戯も全くやりませんでした。
家では、おもちゃでも遊ぶし、公園でも多動はありますが、ブランコ、砂遊びをして楽しめるのに、読み聞かせ、お遊戯を全く楽しめず、ただ動き回ってる自分の息子を見て、幼稚園では、大丈夫だろうか?、集団生活ができるだろうか?と感じたのです。それに前から感じていた、制止の言葉が全く聞かないのも、「皆で一緒に」の場面になると、特に感じられることでした。
その教室の担当保健婦さんに相談すると、「多動は、治らないかもしれないし、言葉の発達も伸びるかどうかわからない」と言われ、「どうしてですか?発達が伸びないと言うのは、何か原因とかあるのですか?」と聞くと、「原因とか言うのではなく、そういうこともあるので・・」と言われ
意味もわからずただ、絶望感だけに襲われてしまい、暗い気持ちの中で、家にある家庭の医学(1992年度版)の中で、何かヒントはないかな・・・と読んでいました。(赤ちゃんの頃から、子どもの体調や様子がおかしいと、まず家庭の医学を読んで、病院に行っていたりしたので・・・)
・・・・「家庭の医学」をよく読んでいたのは、私自身が、自分の病気に気がつかず、早めに気がつけば治療できたことが、手術しなければいけなかった経験があったので、症状というのを軽く見ず、調べて病院へ行くということが自分の経験として強くあったので、「家庭の医学」というのは、子どもの体調で気になると、読んでいたりしていたのです・・・
その「家庭の医学」(1992年度版ですよ・・)で、自閉症というのと、微細脳機能障害症候群というものが、目にとまりました。特に微細脳機能障害症候群(MBD)は、息子の特徴に当てはまるものが多いと感じました。
また、本の説明の中で、多動という言葉もあり、それらをヒントに、何か調べられることはないかと、本屋さんへ行きました。そこで、「落ち着かない子供たち」の本を見つけ、本の内容が子供にあてはまるものばかりだったのです。
当時、お世話になった保健婦さんは(親子教室担当の保健婦さんでない人)、私より若かった方でしたが、私が微細脳機能障害症候群(MBD)というものや、「落ち着かない子供たち」という本の「多動症候群」というのがあるのだけど、症状が息子に似ているのでお医者さんに見てもらいたい・・・と私が相談したら、すぐに医療機関などを紹介してくれたのです。母の心配する思いというのを、あやふやな形で終わらせたりしないで、ちゃんと受け止めてくれる保健婦さんだったのです。
当時は、ADHDなどという言葉は、今よりほとんど認知されていませんでしたし、インターネットも無い時代で、自分の家にある「家庭の医学」から、微細脳機能障害症候群(MBD)を知り、そしてADHDを知るきっかけとなったと思うと・・。
発達障害を専門にしているクリニックで、受診をし「多動症候群(ADHD)」と言われました。当時は、こういった軽度発達障害を専門にしているクリニックは、今より少なかったそうで、飛行機を使い、わざわざ受診にくる方もいると聞きました。
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