セルフコントロール(行動の抑制)のしくみとは
人間の言語の特異的な部分は、たったひとつの能力の進化だそうです。その能力とは、メッセージまたは経験した事についての、反応または応答の間に時間差をおく事ができる能力だそうです。(数学者ヤコブ・プロノスキー博士の理論をもとに、バークレー博士はADHD/ADDの実行機能を説明しています)
人間は応答する前により長い時間待てます。この力は、即座に応答する衝動を抑えるというより大きな力に由来します。即座の応答を抑えることにより、次の4つのことが可能になるそうです。
行動の抑制ができれば、次の4つの実行機能ができるそうです
1、出来事の事態を評価するために、
(1)情報 / 出来事の客観的情報、出来事の個人的意味合い
(2)情動・感情 / 自分の感情もしくは情動反応(情動とは、感情のうち、ふいにひき起こされた、一時的な怒り、恐れ、喜び、悲しみなど・・)
(1)情報と(2)情動・感情を、事態を評価するために、区別する・即座の反応を抑えて待ち、脳は情報を二つの部分に分ける時間を与えられる・・・そうです。
人間にはこのような能力が備わっていて、この力を発揮すれば与えられた情況に、よりよく対応できるということです。感情的に反応すれば、必ずしもよい結果がでないことを人は経験でそれを知ってというだと・・
ADHDの子は状況にたいする反応、(1)情報と(2)情動・感情というように区別し、分析しながら抑制するということが苦手・・・。事実から感情を切り離す時間が与えられない?(感情・情動のみ優先すぎる?)ようで・・・、衝動的な行動をしたり、やるべき事ができなかったりするのだそうです。
ただし、情報から情動を切り離す能力そのものが阻害されているわけではなく、ただあまりにも出来事に対しての反応が早いので、能力を充分に発揮できていないか?、よりよい行動ができないか?のどちらかだそうです。出来事に対しての衝動をコントロールしないで行動するので、感情と事実を分ける時間がないのだそうです。
また、これが長所となり、ADHDの人は、情熱的で、感情豊かなため(感情・情動が優先なので・・)、その能力をうまく発揮して、職業に生かしたりする事もできます。
2、過去の概念をもち、そこから未来の概念をつくりあげる
出来事への反応を遅らせる能力により、出来事を短期記憶に送り、体験した出来事について考えたり、過去の記憶と照らし合わせて比べることもできます。過去の知識を現在の行動に役立てて、失敗から、成功を学んでいるということです。
ADHDの人は、時間を知覚(感覚器官を通して外部の物事を判別し、意識するはたらき)する力が弱いので、反応が早すぎて過去の出来事を応用したり、近づきつつある出来事(未来)に対しての準備も足りなくなってしまうそうです。ここでいう反応が早いというのは、常に感情・情動が優先だから・・という意味での反応だと思います。
でもそれが長所となれるのが、未来に対して恐れを抱かない事だそうです。
3、自分に話しかけ、それにより自分の行動をコントロールする
自分に話しかけることによって、自分をコントロールすることについてと、ADHDとの関係は充分な証拠はないそうですが
、ADHDの子供はなぜしゃべりすぎるのか?、つまり多くのことを口に出しすぎているのではないかと・・。自分の感情に対して自自身で言い聞かせたりが苦手なので、感情がすぐに表に出てしまうということにもつながる・・ということだそうです。
また、しゃべりすぎる方もいると思いますが、逆に黙ってしまうということもありますよね。。これも、その人の感情・情動が優先してしまい、何を話したら良いかわからなくなってしまう・・。または、頭の中が混乱していて、うまく話しを引き出せずに、黙り過ぎてしまうこともあると思います・・。
4、取り込まれる情報やメッセージを分解・統合して新たなメッセージや応答として外部に発進する。
ADHDの子供に、1つの問題にたいする解決方法を短時間ででたくさん出すようにと実験したところ、他の子供ほどうまくできなかったという研究結果があるそうです。
他の子供ほど対象になることについて、調べたり評価したりしないので、それだけ分析がされていないということであり、新たにその考えを統合することについても、問題解決の策やそれについての想像力も少なくなってしまうとゆう事だそうです。
行動を自分で抑制できないからこそ、外部の環境調整などで補う必要があると・・・。
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