■ ビックワンを求めて・・、室蘭大黒島へ

2003.06.28 天候・雨 水温13度

大物アブラコ・ソイが狙える苫小牧沖防の渡しが禁止になった。今年は瀬棚・小樽などの沖防で釣行を重ねていたが、やはりビックフィッシュを狙うには太平洋がいいだろうと言うことで、室蘭大黒島へ渡った。5月にここでエコギア主催のパワーオーシャンカップが開催され、大物アブラコ・ソイが上がっている。(室蘭の情報を収集・提供していただいた「室蘭釣り釣りステーション」に感謝)今回はいつものメンバー、長(N)さん・S・ハツ(H)さん、そして今回初参加の滝さんと私の5人。滝さんは釣りが今回2回目ということ。現地に18時前に到着。大黒島赤灯台(南外防波堤)の中間部に渡してもらう。

このフィールドは大黒島から伸びる防波堤はあまり広くなく、長さも400m程。水深は島寄りは浅く、沖に向かう程深くなっている。先に渡っている釣人が外海側に投げて、かなりのサイズのカジカを揚げたようだ。

早速実釣開始。いきなりSのロッドが曲がる。タモを入れると40cm弱のアブラコだった。ワームはグラスミノーレッドグロウ。その隣の滝さんもいきなりのヒット。38cmのアブラコだった。2回目の釣りでいきなり揚げるとは・・。島寄りの離れた所で長さんもグッドサイズのアブラコを揚げている。やはりここは魚影は濃いようだ。ハツさんはクロガシラを狙い外海側にイソメを着け投げた竿に40cm弱のアブラコがかかった。30後半サイズのアブラコが多い。長さんがまた大きいサイズがヒットしたようだ。測ると43cm。ワームは、グラスミノーLカタクチ。私も長さんの隣でロッドを振る。私にもやっとヒット。35cmのアブラコだ。リリースする。ここのポイントは、際でのヒットが多いようだ。先に渡っていた釣人に話を聞くと、垂らし釣りで釣れているという。ポイントを広く探るため、北側へ移動する。中心部から100mほどの地点で、際をリトリーブしてくると、中層でヒットした。36cmのアブラコだった。リリースした。

辺りが暗くなりだし、長さんがクロゾイをヒット。滝さんもマゾイをヒットした。そろそろ狙いをソイに変更したほうがいいだろう。

風も出てきて雨も降っている。バイトも無くなってきた。今日の干潮は19:57。潮がとまっているようだ。夕食をとる。炭をおこし5人で焼肉を焼く。(室蘭の方から沖防は火気厳禁という指摘がありました。)やはり外で食べるとおいしい。食べ終わり、再びキャストを繰り返す。それにしても雨・風がつらい。バイトも少なく、それもショートバイトのみでなかなかヒットすることができない。長さんはワームをツインテールに変え、ポツポツとソイを揚げている。滝さんが珍しいシマゾイをヒットした。20cm満たないのでリリースする。そんな中私もやっとクロゾイがヒットした。26cm。このような状態が3時ころまで続いた。

明るくなり始めると、魚の活性が上がってきたのか、バイトが増えてきた。長さんが外海側で33cmのクロゾイをヒット。ルアーアクションは、キャストして、際近くで、ロッドを細かく動かし誘ってヒットしたそうだ。ワームはツインテールへの反応が断然いいという。辺りが明るくなり、長さんが今度は38cmのアブラコをヒット。しばらくして迎えの船が来て、防波堤を後にした。
今回の釣行は、長さんが最もヒットしていた。話を聞くと、私たちが苫小牧で使っていたワームを参考にしてそのカラーを中心に使い、ルアーアクションはリアクションバイトにヒットしたというのを聞きそれイメージしたという。初めてのフィールドでは、その場所・その日の当たりパターンをいち早く見つけることが最も大切だろう。

今回は最後まで雨にあたり、厳しい釣行だった。しかし、状況がよい時はビッグフィッシュが揚がるだろうという印象を受けた。もう一度渡って見たいと思う魅力のあるフィールドだった。

−今回のヒットルアー−

ジグヘッド(11g)+グラスミノーL チカチカ室蘭、レッドグロー(No111)

ジグヘッド(11g)+ツインテールグラブ No101・120