■ 小樽にもいた!春の沖防

2003.05.31 天候・曇り

春の小樽沖防に渡った。メンバーは、私、いつものSとNそしてD。Dは昨年の苫小牧以来だ。小樽沖防は春に渡ったことが無く、この時期に行くのは初めてだ。メインターゲットはソイ。30UPを狙う。天気予報では夜から雨の予報。船頭さんに電話を入れ船が出るか確認する。何とか21時くらい間では持つだろうと言うことだったので札幌を2時に出発。小樽の釣具店に寄り、予約していたワームを購入。北海道限定カラー「チカチカ室蘭」だ。今年室蘭でエコギアパワーオーシャンカップが開催されるのに合わせて出たカラーだ。現地には4時前に到着。船が着いたので乗り込む。防波堤に降り用意をする。空は今にも雨が降りそうだ。

Sが早速、内海側にキャストする。バイトはあるがフッキングしないという。外海側を見るとガヤらしき群れがたくさん見える。サイズは小さい。私はワームを湾岸カラーをジグヘッドにセットしキャストする。1投目でヒットした。20cmほどのガヤだった。どうやらこのサイズがたくさんいるようだ。潮は大潮、満潮は14:48だ。時間は今が一番いい。魚の活性も高い時だろう。明るいうちはアブラコもターゲットになる。広く探るのがいいだろう。しばらくキャストする。ガヤがよくヒットするがなかなかサイズUPしない。水深・海底の形状を知るべくハンディーソナーを使ってみる。防波堤際から15m辺りは水深が6m。ソナーを引き寄せて来ると7〜8m辺りで水深が4m程に変化した。Dがその辺りが最もバイトがあるという。海底が変化した所に魚がついているのだろう。

SとNは防波堤の北側、私とDは防波堤の中間部分を攻めている。Sが30cm弱のアブラコを上げた。Sお得意のエコギアカラーNo111だ。他のメンバーは相変わらずガヤがヒットしている。私は、防波堤の南方向に移動しながらながら探っていく。ジグヘッドにカタクチカラーをセットし防波堤から斜めにキャストする。魚のいる範囲にできるだけ長くワームをリトリーブしてくるためだ。ガヤが何匹かヒットした後、明らかに違うアタリがあった。かなり首を振っている。Dにタモを入れてもらう。33cmのアブラコだ。やはりいい引きをする。キープせずにリリースする。さらに南側に移動しながらキャストを繰り返すと、先ほどより強い引きが。再びDにタモを入れてもらうと。37cmのアブラコだった。北防波堤は南よりがアブラコのポイントのようだ。Dも30UPのアブラコがヒッとした。SとNも南側に移動してきた。しばらくしてから荷物を移動し、全員でここのポイントを責める。空が雲でかなり暗くなってきた。今にも雨が振ってきそうな様子だ。水面も暗くなってきたので、ワームを湾岸カラーに変更する。ガヤ・アブラコがヒットする。Dがマゾイをヒットさせた。そろそろソイの時間かなと話してリリースする。雨雲は通り過ぎていった。日も沈みかけて、当たりも暗くなってきた。ワームをチカチカ室蘭に変更しソイを狙う。ここでワームに少しだけ手を加える。シッポの方ハサミで細く切る。こすることでワームを泳がせたときに、シッポの水中での振りがよくなり、アピール力もアップする。Sもワームをオフト・PROChoiceに変更している。瀬棚でソイに効果を発揮したワームだという。

それぞれキャストをしていると、「でかい!」の声が。Sのロッドがかなり曲がっている。その隣でDのロッドもだ!。なんとダブルヒット!。それも2人ともかなりのサイズのようだ。最初にSにNが急いでタモを入れる。今度はDにタモを入れようとするが、海面が暗くさらに潜っていこうとしてなかなかタモを入れることができない。何とか浮かせて無事にネットイン。

Sのアブラコが44cm、Dのが45cm。2人同時にヒットするとは・・・。しかも2人のヒットした場所は、3・4mほどしか離れていなかった。苫小牧では40UPはよく上がるが、小樽では1日に1匹上がるか上がらないかのサイズだろう。SはジグヘッドにPROChoice、Dは道外でバスに使用していたグラブ系のワームだった。

その後ソイを狙いキャストする。ワームも湾岸カラー・カタクチ・パールグローとローテーションを繰り返す。Nがマゾイをヒットさせた。ヒレが真っ青だ。ヒレが青く光るのはマゾイの特徴だ。内海側に遠めにキャストし、底をリトリーブしてきてヒットしたという。私も沖目にキャストし、10カウント後スローリトリーブしてくる。数匹かガヤがヒットした。その後、ガヤとは違うアタリが。引きも違う。サイズは大きいようだ。海面まで来てタモを入れてもらおうと回りを見ると他のメンバーは遠くにいる。抜き上げるしかない。抜き上げようとしたその時、痛恨のバラシ。タモを入れてもらうべきだった。その後はアタリが遠のき、迎えの船の時間が近づいたので、切り上げることにした。この日の満潮が14:38、干潮が22:17だった。干潮2時間前からかなり渋くなった。ソイも結局2匹で終わってしまった。やはり暗くなってからよい釣りをするには、夕方にに満潮を迎える日がいいのだろう。

アブラコ・ガヤを1匹ずつキープして家で腹の中を見てみた。アブラコからは、ヤドカリと思われる胴、ガヤからは、エビが2匹出てきた。ここの魚は甲殻類をメインに捕食しているのだろうか。となると次回狙う時は、エコギアBUGかロッククローを試してみたい。

−今回のヒットルアー−

アブラコ グラスミノーL カタクチ (パターン159) 湾岸カラー(160) チカチカ室蘭
      オフト PROChoice