■ 2003 Anglers始動! 瀬棚沖防 ターゲットは?

2003.05.03 天候・晴れ

今年初のAnglers釣行、瀬棚港沖防へ向かった。いつものメンバー、私、S、N、Hさん。さらにHさんの取引先の方4人。SとHさんは昨年の同時期に沖防に渡り、30UPを含むかなりのソイをGETしていると聞いていたので、期待していた。札幌を前日に出発、AM1時に瀬棚港に到着。しばらくしてから、渡しの船がすぐに出るというので、急いで用意をして、船に乗り込む。5分ほどで西外防波堤に着く。私、S、Nはルアーなので、防波堤の北側に、Hさんたちは投釣りで南側へと分かれて実釣開始した。

Sが昨年よかったポイントまで移動する。ここは、防波堤の上に屋根がありキャストしにくい。最初のワームは、やはりグロウ系で行くのがいいだろう。POWER SHAD5インチ ミッドナイトグロウで探る。その後カラーをいろいろチェンジして見たが一向にあたりがない。他の2人も1・2回のバイトがあったが乗らないとのこと。Sが早くも心配し始める。だが今日の満潮は5:40。満潮前2時間ころからと私は見ていたので、これからだと考えていた。それからしばらくして、Nがやっとクロソイをヒットさせた。ワームカラーを聞くとグラスミノーLカタクチだと言う。私も早速それにチェンジする。ここのソイはカタクチイワシをよくベイトとしているのだろうか。Nは連続してヒットしている。私もようやくヒットした。ワームを丸呑みしている。SもPOWER SHAD カタクチをセットしてヒットしている。

 
 

このポイントは、防波堤の際でのヒット率が高い。深さはそれほどない。キャストして、底を探ってくると、何度が根がかりした。魚が隠れるような根があるようだ。Nが27cmのソイをヒットさせた。その後、Sが25cmをヒットさせる。私も防波堤の際をゆっくりリトリーブして、20cm前後のソイがヒットした。なかなか30UPは上がってこない。そのうち明るくなりバイトも遠のき、そのポイントを離れた。いつも思うが、ソイは日が昇ると同時にまったくといっていい程バイトがなくなる。特に、水深がない所ほどその傾向が強いようだ。

Hさん達が投げ釣りをしている場所に戻ると、全員カレイ・ホッケなどを釣り上げていた。その内の1人が大きいクロガシラを上げたという。スカリを上げて見てみると40cmはあるかなという大きさだ。メジャーを当ててみると38cm。他にもホッケなど数匹釣っていた。アタリが頻繁にあったのは、日が昇り始めた直後だそうだ。投げ釣りをしている周りの人々もそうだという。ちょうど満潮になる前だ。私達が戻った時は、ピークは過ぎていた。
その後はポツポツとカレイ・ホッケが上がっている。投げ釣りをしている人の竿先が激しく揺れた。離れたところで見ていると、「タモどこだ!タモ!」の声。急いでよってみるとかなりの大きさのアブラコだ!。無事にネットイン。丸々太っている。50UPか?計ってみると45cmだ。抜き上げることはできなかっただろう。
瀬棚港はターゲットが非常に多く、ショアからヒラメ・アメマス・サクラマスも上がっている。私はアメマス・サクラマスを狙い明るくなってからはルアーをミノーに変えてキャストを繰り返したが、投げ釣りの人たちが多くあまり広く探れない。結局、周りに迷惑をかけるのですぐにやめてしまった。幅広く探ることができれば、何らかの反応はあっただろう。
10時を過ぎ、迎えの船が来たので乗り込み沖防を後にした。船頭さんの話では、今年は釣れていないとのこと。海が荒れていた日が多く、よくないという。
今回GETしたソイは自分が食べる分2匹だけキープした。何を捕食しているか知りたかったのもあったからだ。自宅に戻り、見てみると、1匹の口の中から、コナゴらしきベイトが出てきた。さらに胃の中からカタクチイワシが出てきた。これで納得できる。ソイのヒットが集中したワームはカタクチカラーだ。今回私は初めてのポイントでワームの選択を探りながらだった。そのポイントをいち早く攻略するには、主に何を捕食しているのかを見つけるのが、重要だろう。海の様子をよく観察し、ベイトとなりそうなのは何かを見つければ、いち早く攻略ができる。それに気づいた釣行だった。

−今回のヒットルアー−

ソイ    グラスミノーL カタクチ (パターン159) ジグヘッド1/4
アブラコ エサ 岩虫