老子小話 VOL 841 (2016.12.24配信)

There are three stages of man:

he believes in Santa Claus;

he does not believe in Santa Claus;

he is Santa Claus.

(Bob Phillips)

 

今日はクリスマス・イブです。

クリスマス・イブというと、山下達郎の歌を思い出します。

皆様はどのようにイブをお過ごしでしょうか。

どのような過ごし方をしても、何かを心に祈るのが、

最高の過ごし方だと思いませんか。

John LennonのHappy Christmasで歌うように、

一体今年自分は何をしたんだと振り返り、

戦争のない世界を祈るのも一つでしょう。

今年の漢字は「金」でしたが、五輪に沸いた一方で、

悲しい出来事も一杯ありました。

なかでも一番ショックだったのは、今月シリアで起きた

7歳の少女の自爆テロでした。

何もわからない子供に爆弾を巻きつけ、父親が

起爆スイッチを押すなんて、涙も枯れる地獄です。

怨恨の根は自分が作り出していることにひとは

気づきません。

8月には地下鉄ホームで視覚障害者が盲導犬とともに

ホームから転落し亡くなられました。

健常者でもひとに押され転落しそうになり怖い思いを

することがあります。

ホームドアがあれば救えたはずの命が奪われたのは

非常に残念です。

自動車の自動運転の前に、電車の自動停止の対策を

考えてもよいかも知れません。

ホームへの進入速度を十分下げるのも一手です。

遅くなりましたが、今回の言葉はホッとする言葉です。

アメリカのTVジャーナリストの言葉だそうです。

「ひとには3つの成長段階がある。

始めは、サンタクロースを信じる段階。

次は、サンタクロースを疑う段階。

そして、自分がサンタクロースになる段階。」

祈る人間から、祈りを疑う人間に、そして、

祈りをかなえる人間に自分がなっていく。

そんな意識の成長をクリスマスが教える素敵な言葉。

 

有無相生

 

 

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