老子小話 VOL 735 (2014.12.13配信)

Nothing is certain but death and taxes.

 

死と税金以外に確実なものはない。

 

今年も残り3週間をきりました。

毎年清水寺で発表される「今年の漢字」は

「税」に決まりました。

税で始まり税で終わった2014年でした。

お届けする言葉は、ベンジャミン・フランクリン

が引用したことで有名になりました。

アメリカの建国の父と呼ばれ、100ドル紙幣にも

彼の肖像画が描かれています。

ひとがこの世に生まれ、逃げることができないのが

死と税金だという教えです。

国税庁のサイトには、なぜ税金をとるのかその意義が

書かれています。

公共サービスを無料で受けるために国民は税金を払います。

店屋で買い物をすれば消費税を、社会に出て所得を稼ぐように

なれば所得税を、自動車や酒やガソリンを買えば、高額の税金を

取られます。

生きていくためには収入が必要ですが、収入に対して税金が

かけられるので、生きる限り税金を逃れることはできません。

無収入で生きるには囚人になればいいですが、いつまでも

刑務所にいれてもらえません。

というわけで、税逃れを考えるのではなく、集められた税金が

お役人や政治家が公共サービスに有効に使っているか、

目を光らせるのが国民の使命となります。

政治家自身が議員数を削減していないことから、税金の無駄遣いは

発生しています。今度の選挙では景気回復が争点になりがちですが、

この無駄使いに政策を掲げる政党や政治家を応援するのもいいかなと

考えています。

税金から逃れられないなら、税金を公共サービスに有効活用する

アイデアを実践するしかありません。

 

有無相生

 

 

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