老子小話 VOL 711 (2014.06.28配信)

すべての病気から脱却するために、

生命体は発熱、炎症を起こして闘う。

 (安保徹、「病気は自分で治す」)

 

「病気は自分で治す」という、興味をひく本から

お言葉をいただきました。

風邪で熱を出すと、すぐに薬だと慌てるのが現代人です。

しかし、発熱は体がウィルスと戦うために必要で、

薬で強制的に解熱しても、ウィルスは死なない。

むしろ、体温を下げて免疫力を下げると病気は進行する。

人間の体は、自律神経の働きの微妙なバランスで

営まれているので、生き方の偏りでそのバランスを

崩すとき、病気は起こるそうです。

交感神経緊張は、体にストレスを与え、

胃潰瘍や狭心症やくも膜下出血を招く。

ストレスを避けのんびり暮らすと、

副交感神経優位になるが、

逆にストレス過敏になり、アレルギー疾患や

リウマチなどを招くそうです。

要は、人間の体は、ストレスがあり過ぎても

なさ過ぎても、病気を招くそうです。

ストレスが招く病気から身を守るためには、

自らが生き方を変え、自律神経のバランスを保ち、

自然治癒力にまかせるのが最善策らしい。

東洋医学的に言えば、スムーズな気の流れというのが

自律神経のバランスということでしょう。

そんな理屈から、気の流れを保つヨガや太極拳は、

病気予防に役立つような気もしてきます。

 

有無相生

 

 

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