老子小話 VOL 636 (2013.01.19配信)

予以四教、文行忠信。

(論語、述而第七)

 

予、四つを以って教う。

文、行、忠、信。

 

論語より、生きる上で一番大切な4つの

教えをお届けします。

文とは読書です。

本には先人の知恵が書かれています。

一時的に役立つ知恵ではなく、

長い間読み継がれて生き残っている本です。

行とは実践です。

知恵を言葉に留めていては意味がありません。

自ら実践し、知恵が役立つのを確かめて、

初めて本物の知恵になります。

忠とは誠実です。

自分の心を偽らずに思うままを伝えることです。

信とは信義です。

他人と信頼関係を築くことです。

どれも実行するのは難しいのですが、

この四つの視点で一日を振り返ることは

できると思います。

つまり、今日はどんなことをして、どんな知的発見があり、

自他に対し誠実であったか、他人とどんな信頼が築けたか、

と振り返ることから始めることはできます。

孔子は、「どうしよう、どうしよう」と言わない人は

どうしようもないといいます。

問題意識をもって振り返り、明日につなげると、

毎日が面白くなってきます。

 

有無相生

 

 

戻る