◆老子小話 VOL 598 (2012.04.28配信)

Time and the hour runs through the roughest days.

どんな荒れ狂う嵐の日にも時間は経つものだ。

(William Shakespeare, Macbeth)

 

つらい日々が続いてもへこたれてはいけない。

シェイクスピアも言っています。

嵐の日はきっといつかは止む。

確か老子も似たようなことを言っていた。

「飄風不終朝 驟雨不終日」(第23章)

暴風も激しい雨も一日中続くことはない。

古今東西、人類は苦難の日々を続けてきたわけで、

そんなときに、いつか救済の女神がやってくる

と考えて乗り切ってきました。

宗教の起源みたいなものです。

嵐も過ぎてみれば、平穏な微風に変わっています。

とにかく嵐のときは、身を寄せあって耐えるしかない。

震災から一年以上経って、復興は加速したのでしょうか?

政治の停滞はいつになったら嵐を抜け出すのでしょうか?

これからの時代、我慢強く前進する生き方が求められます。

時間が経てば状況も変わり、立ち直りの糸口が見えてくる。

焦らず慌てず準備を整える姿勢といってもよいでしょう。

 

有無相生

 

 

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