◆老子小話 VOL 585 (2012.01.28配信)
凡そ説の務めは説く所の矜る所を飾りて、
其の恥ずる所を滅するを知るにあり
(韓非子、説難篇)
ひとを説得しなければならない状況に
遭遇することはよくあることである。
そんな時の説得術の極意を韓非子は語る。
「説得の要点は、
相手の誇りに思う所を一層飾り立て、
相手の恥に思う所をもみ消す様に務める
ことである」
要は相手を気持ちよくさせて、
意見を認めさせることである。
野田総理の施政方針演説は、
自民公明の恥に触れ、龍のあご下の鱗を
逆なでしたように思われます。
相手からすれば、あんたに言われたくない
ということでしょう。
国民から見れば、どっちもどっちもです。
だだをこねる野党は大人気ないし、
かつての野党の政府には、もう少し頭を使えと
言いたいところです。
消費税引き上げは、目的を明確にしない限り、
国民は到底納得できません。
官僚に使い方を任せていては与党失格でしょう。
有無相生