◆老子小話 VOL 477 (2010.01.02配信)

雲従龍 風従虎

(易経、乾卦)

 

あけましておめでとうございます。

湘南地方は雲ひとつない元旦の朝を迎えました。

本年もよろしくお願いいたします。

今回は、寅年にちなんで、易経よりお届けします。

「雲は龍に従い、風は虎に従う」

龍が唸れば雲が湧き起こり、

虎がほえれば風が吹き出す。

一体何を言っているのでしょうか?

雲は水の流れであり、風は空気の流れである。

龍・虎という生き物が、自然の流れを引き起こす。

だから、聖人(という生き物)が世に現れれば、

万物がそれに感応して彼を仰ぎ見るのは、

強いられたものではなく自然の流れである。

という意味のようです。

新政権が龍か虎かはまだわかりませんが、

今年こそ、未来に向けて新風を吹き起こして

もらいたいものです。

 

有無相生

 

 

戻る