◆老子小話 VOL 339 (2007.5.12配信)

1.  No matter how much you do,

you’ll never do enough.

2.  What you don’t do is always

more important than what you do.

(Worker’s Dilemma)

 

その一 どんなに沢山仕事をこなしても、

仕事はいくらでも湧いてくる。

その二 何をしないかが、何をするかよりも常に

重要である。

(労働者のジレンマ)

 

日本人の労働生産性が悪いといわれている。

経験上、仕事は次から次へと生まれてきて、

全部やりこなそうとすると時間がいくらあっても

足りない。残業時間が長くなるのは当たり前。

そんな状況を言っているのがその一。

だから、何をしないのかよく考えて

仕事をするのが大切というのがその二。

仕事だけではない。

付き合いを大事にして、冠婚葬祭に出ていては

お金も体力も続かない。

労働者は、自分の時間を売って、生活の糧を

得る。 糧を得ても、人生を楽しむ時間がないと、

働く意味がなくなる。

アメリカのスーパーでは、買う商品の個数が

少数の人専用のレジがあり、どんどんさばいている。

日本みたいに長い列ができると、買わずに帰る人が増える。

要するに、お客様のために、すべき仕事を選択して、

効率を上げることが、しないことの意味である。

時給が低いのは、生産性の低さの証であり、

それをよしとする経営者のメッセージである。

 

記:有無相生

 

 

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