◆老子小話 VOL 286 (2006.5.06配信)
濃艶的滋味短、
清淡一分、自悠長一分。
<菜根譚>
濃艶の滋味は短し。
清淡なること一分なれば、
自ずから一分を悠長にす。
あまり濃厚な味のうまさは長続きしない。
ちょっとだけ軽くあっさり味にすれば、
自然に、ちょっとだけうまさは長続きする。
ラーメン屋のスープの極意のようです。
こだわりが強すぎると、かえって味を損ねる。
自然に出てくる風味を何気なく引き出すと、
長続きする。
男女の関係も同じです。
互いに空気みたいな存在になれば、
息苦しさが減ります。
記:有無相生