◆老子小話 VOL 249 (2005.8.20配信)  

縦浪大化中 不喜亦不懼

<陶淵明>

 

(たいかのうちにしょうろうし

よろこばず また おそれず)

 

陶淵明(中国の昔の詩人)の「神釈」の一節。

「大化」とは、人生の大きな変転ということで、

赤ん坊、少壮年、老年、死の4つを言います。

そういった変化の波に身をまかせて漂い、

目先の現象に一喜一憂するなと戒めます。

郵政民営化の波に直面する国民は、

変化の波をまず受け入れ、未来の日本に向け

構想をしっかり持つ人や政党を選択しなさい

ということでしょうか。 

今も昔も、公私を問わず、人の世は変わらず。

 

記:有無相生

 

戻る