◆老子小話 VOL 247 (2005.8.06配信)  

自己心為師、不随他為師。

<法句経>

 

(じこのこころをしとなす。

たにしたがいて、しとなさず。)

 

師とは、「よりどころ」の意である。

人間は所詮一人では生きられず、

何かに頼りながら生きている。

しかし、不幸にもその「よりどころ」を失い、

目の前が真っ暗になることもある。

そんな時、誰を頼りにすればよいか?

自分自身しか頼れる者はいないと

お釈迦様はいう。

自分の生き様を他人のせいにしては

いけない。

 

記:有無相生

 

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