◆老子小話 VOL 243 (2005.7.09配信)  

信言不美、美言不信。

<第八十一章>

 

(信言は美ならず、美言は信ならず。)

 

本当のことを言われると心地よく響かない。

それに対して、甘い言葉は本当を語らない。

「あんた、自分が見えていない」なんて

言われるとむかっと来てしまう。

でも、そんなきつい一発が、有頂天の

自分を戒めてくれるのである。

老子の最終章は、「わかったと思うな!」で

終わり、人生の原点に戻る。

長い間お疲れ様でした。

次回は老子にこだらわずに話を続けます。

お付き合い下さい。 See you.

 

記:有無相生

 

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