◆老子小話 VOL 241 (2005.6.25配信)
和大怨、必有餘怨。
<第七十九章>
(大怨を和すれば、必ず餘怨あり。)
怨みが大きくなったのは、突然大きくなったのでない。
少しずつ大きくなったのだ。
だからそれを取り除くには、一気にやろうとしても
無駄なことで少しずつ減らしていくことである。
徳のない人は、怨みを一度に解決しようとして
強引な方法を取り失敗する。
徳ある人は、相手の自主性を大事にして、
時間をかけて、相手と一緒に解決しようとする。
日々の努力と時間が問題を解決する。
記:有無相生