◆老子小話 VOL 235 (2005.5.14配信)
天網恢恢、疎而不失。
<第七十三章>
(天網恢恢(かいかい)、疎にして失わず。)
天網とは、至る所に張り巡らされている「神様の目」。
網の目は粗そうに見えるが、何ものをも逃がさない。
見逃さないのは悪事だけではない。
生の営みも見逃さない。
生を受けた者は死を免れることはできない。
天のもとでは、すべてが平等に扱われる。
記:有無相生
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