◆老子小話 VOL 213 (2004.12.11配信)

生而不有、爲而不恃、長而不宰。

<第五十一章>

 

生ずるも而も有せず、為すも而も恃まず、

長ずるも而も宰せず。

 

人の親の生きる道といえる。

子を産んでも所有物のように扱わず、

育てたからといって恩を売ったりせず、

老いては、長として取り仕切ったりしない。

実は自然界の動物の親なら皆やっていること。

子がある歳になれば、厳しい現実に放り出す。

そうすれば悲しい事件も少しは減るはずである。

記:有無相生

 

 

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