◆老子小話 VOL 207 (2004.10.30配信)
大成若缺、其用不弊。
<第四十五章>
(大成は、欠くるがごとく、
その用は弊(すた)れず。 )
完全なものほど、どこか抜けている
ように見えるが、その働きは衰えない。
生命の源である「水」は、変幻自在に
どんな器にも自分を合わせることができる。
謙虚にしかも自分を失わずに、生命を
その誕生以来、内から外から支えている。
「大成」のひとつである。
記:有無相生
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