◆老子小話 VOL 197 (2004.8.21配信)
楽與餌、過客止。
道之出口、淡乎其無味。
<第三十五章>
(楽と餌(じ)とは、過客を止むる。
道の口より出ずるとき、淡として其れ味無し。)
音楽やごちそうは、旅人の足をとめるが、
道を言葉にすると、淡白で味もそっけもなく、
見過ごされる。オリンピックでのメダル獲得は
華々しいが、それに向けた淡々とした日々の
練習こそ、道の基本となる。
記:有無相生
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