◆老子小話 VOL 190 (2004.7.03配信)
樸散、則爲器。
<第二十八章>
(樸散ずれば、則ち器と為る。)
樸は、木材になる前の素材としての木。
これをうまく加工すれば、優れた器が生まれる。
人間も生まれた時は無為の純朴さを持っている。
器になるにつれてそれが歪められていく。
道は、樸を保ち、空なる器となることを目指す。
記:有無相生
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