老子小話 VOL 167 (2004.1.24配信)

天地不仁、以萬物爲芻狗。

<第五章>

(天地は仁ならず、萬物を以って芻狗(すうく)と為す。)

天は無慈悲で、万物を「わらの犬」のように扱う。

不要になれば捨ててしまう。仁という愛に溺れることなく、

道(天地)は、全てを差別なく包み込む。

自然の永遠の循環の中で、人間をとらえようとする、

スケールの大きさが老子の魅力である。

記:有無相生

 

 

戻る