夫物芸芸、各歸其根 <第十六章>
(夫れ物は芸芸たるも各其の根に歸る)
芸芸(うんうん)は木が生い茂っている様子。
万物は皆、元気よく生長する時期があるが、必ずその根本に帰っていく。
根本とは生れ出た場所である。
植物なら大地、動物なら植物の肥やしである。
人間だって灰となって、故郷の大地や大海に帰ろうではないか。
記:有無相生
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