第四弾

第一図は先手（アズーリ）の居飛車対後手の四間飛車穴熊で始まった対局の終盤戦です。
このときアズーリは勝ちを確信していました。次に▲７二成桂が詰めろになり、先手玉は絶対詰まないと思っていたからです。
この局面は△４九竜の竜切りに対し▲同金と取ったところ。
ここで後手が△８七金と打ってきました。次に▲同銀でも△同桂成▲７九玉△７八銀▲６八玉△６七成銀▲５九玉で先手玉は詰まないのですが、なぜかこの時アズーリは詰むと錯覚してしまい、▲７九玉と逃げました。
これでも詰まないことは詰まないのですが、見事な頓死をくらってしまいました。
▲７九玉以下、△７八金▲同玉△６七桂成。ここで▲８八玉なら詰まないのですが▲７九玉としてしまったのです！！以下は△７八銀▲８八玉△８七成銀で先手玉が物の見事に頓死してしまったのです。
３手先さえ読んでいれば・・・・。

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