宣和通寶
北宋・宣和年間(1119〜1125)
背文陜字・昂和

「和」字が昂がっていることからの命名です。制作はすこぶる良く、鉄銭の母銭と言われれば 肯くこともできそうですが、細字にはなっていません。

24.9mm、3.4g
古泉大全 四

背文陜字(鉄銭)

大全掲載の「御書鐵銭」とは「通」字が違っています。

24.4mm、4.1g

美制(真書)

母銭を思わせるような素晴らしい制作です。細字になっています。このあたりは大様とすべきでしょうか。

24.8mm、3.5g
符合泉志 初編四、古泉大全 七

美制(篆書)

上の真書と対銭になります。

24.3mm、3.9g
符合泉志 初編三、古泉大全 七

美制大様(真書)

書体は「美制」と変わりません。良い制作です。

25.0mm、3.9g
符合泉志 二編三、古泉大全 七

美制大様(篆書)

上の真書と対銭になります。

24.9mm、3.9g
符合泉志 二編二、古泉大全 六

美制濶縁(真書)

「美制」に比べ濶縁になっています。「通」頭がやや大きく見えます。

24.7mm、3.7g
符合泉志 三編六、古泉大全 八

昂通寶(真書)

「通」「寶」の二字が昂がっています。

24.3mm、2.8g
符合泉志 三編五、古泉大全 六

昂通寶(篆書)

上の真書と対銭ということですが、「通」「寶」はそれほど昂がっていません。穿の広さも違います。 対銭とするには???です。

25.0mm、4.3g
符合泉志 三編二、古泉大全 五

長通(真書)

白銅質の美しい銭です。状態もお気に入りです。京都のF氏に頂きました!

24.6mm、4.0g
符合泉志 三編四、古泉大全 七

長通(篆書)

「宣」字がやや進み小さく、「和」字が退いて見えます。白銅質の厚肉銭で状態も良いです。

24.8mm、4.0g
符合泉志 三編四、古泉大全 七

長寶(真書)

「寶」字が長く見えます。

25.3mm、4.5g
符合泉志 三編四、古泉大全 七

長寶(篆書)

上のものと対銭になります。

24.4mm、3.0g
符合泉志 三編四、古泉大全 七

方冠(真書)

「宣」「寶」のウ冠が角張って見えます。

23.5mm、2.3g
符合泉志 三編五、古泉大全 七

方冠(篆書)

上のものと対銭になります。

24.5mm、3.2g
符合泉志 三編三、古泉大全 六

方冠濶縁(篆書)

「符合泉志」には掲載されていません。濶縁になっています。

25.4mm、3.8g
古泉大全 七

寄郭大字(篆書)

「寶」が長く見えます。「通」「寶」の文字が内郭に寄って見えます。

24.4mm、4.0g
符合泉志 二編一、古泉大全 五

寶正足(真書)

「寶」の足と「和」字の第四画が長く見えます。味のいい伝世品です。

24.2mm、3.6g
符合泉志 三編六、古泉大全 八

寶正足(篆書)

上のものと対銭になります。

24.9mm、3.2g
符合泉志 三編五、古泉大全 八

楷通(篆書)

「和通寶」の3文字に特徴があります。

25.0mm、3.4g
符合泉志 三編六、古泉大全 六

円貝寶(真書)

「寶」字の「貝」画が丸みを帯びています。

24.6mm、4.6g
符合泉志 初編五、古泉大全 七

円貝寶(篆書)

上の真書と対銭になります。

23.8mm、3.6g
符合泉志 初編五、古泉大全 七

接郭[北宋符合泉志]、隔輪大字降寶[古泉大全](真書)

白銅質で、制作の悪い貨幣です。

25.1〜25.5mm、4.7g
符合泉志 不載、古泉大全 三

接郭[北宋符合泉志](篆書)

上のものの対銭と考えられています。

25.3〜25.4mm、4.2g
符合泉志、古泉大全 不載

隔輪(真書)

寄郭厚肉にそっくりですが、文字が輪から離れ内郭に近づきます。寄郭厚肉を刔輪したものと聞きます。

24.5mm、5.0g
符合泉志 三編四、古泉大全 五

隔輪(篆書)

上のものと対銭になります。

24.8mm、5.0g
符合泉志 三編四、古泉大全 六

俯宣(真書)

「宣」字が進み、俯して見えます。

24.2mm、3.9g
符合泉志 初編三、古泉大全 八

俯宣(篆書)

上の真書と対銭になります。「通」「寶」の文字が短く見えます。

24.5mm、3.6g
符合泉志 初編三、古泉大全 七

遒勁(真書)

「宣」「和」の文字が進み、「寶」字が下がり仰いでいます。特異な書体です。

23.9mm、3.2g
符合泉志 初編二、古泉大全 七

遒勁(篆書)

「和」字が特異な書体で仰いでいます。「通」「寶」の文字が大きく見えます。

24.1mm、3.5g
符合泉志 初編一、古泉大全 六

遒勁長寶(真書)

「通」頭が飛び出しているように見えます。「和」字が広いのも目立ちますね。

23.9mm、3.6g
符合泉志 初編六、古泉大全 八

遒勁長寶(篆書)

上の真書と対銭になります。

23.7mm、3.2g
符合泉志 初編四、古泉大全 八

円冠(真書)

「和」字が昂がっているように見えます。古泉大全正合品は「和」字の禾画に変化があります。

24.9mm、3.6g
符合泉志 初編四 古泉大全 八

円冠(篆書)

「和」字が退き俯して見えます。

25.3mm、4.3g
符合泉志 初編三、古泉大全 七

長孔(真書)

「和」字の第一画が小さく見えます。

24.2mm、2.7g
符合泉志 初編六、古泉大全 八

長孔(篆書)

上の真書と対銭になります。

24.5mm、3.9g
符合泉志 初編六、古泉大全 八

細郭(真書)

「宣」字のウ冠が、向かって右下がりになります。

25.0mm、4.2g
符合泉志 初編四、古泉大全 八

細郭(篆書)

上の真書と対銭になります。状態が悪いのが残念です。

24.5mm、2.9g
符合泉志 初編四、古泉大全 八

寄郭(真書)

4字とも内郭に寄っています。

24.6mm、3.6g
符合泉志 初編九、古泉大全 九

寄郭(篆書)

上の真書と対銭になります。4字とも内郭に寄っています。

24.6mm、3.9g
符合泉志 初編九、古泉大全 九

寄郭厚肉(真書)

比較的厚肉です。「寶」字が昂がって見えます。

24.5mm、3.8g
符合泉志 初編七、古泉大全 八

寄郭厚肉(篆書)

上の真書と対銭になります。「寶」が昂がり仰ぎます。

24.4mm、3.7g
符合泉志 初編六、古泉大全 八

小様大字(真書)

「寶」字のウ冠が角張って見えます。

23.9mm、3.3g
符合泉志 初編八、古泉大全 九

小様大字(篆書)

上の真書と対銭になります。「通」が大きく見えます。

23.8mm、3.3g
符合泉志 初編八、古泉大全 九

廣郭(真書)

4字ともアンバランスな書体で特異です。愛着がわきます。

23.9mm、3.6g
符合泉志 初編二、古泉大全 七

廣郭(篆書)

上の真書と対銭になります。

24.4mm、3.3g
符合泉志 初編一、古泉大全 六

廣郭濶和(真書)

「和」字が大きく「通」字が小さく見えます。

24.6mm、3.6g
符合泉志 初編七、古泉大全 七

廣郭濶和(篆書)

上のものと対銭になります。

24.4mm、3.9g
符合泉志 初編二、古泉大全 六

廣郭中和(真書)

上の「廣郭濶和」より小字に見えます。

24.1mm、3.6g
符合泉志 初編四、古泉大全 八

廣郭中和(篆書)

上の真書と対銭になります。

24.3mm、4.2g
符合泉志 初編三、古泉大全 七

陰起文(真書)

名前の通り、文字が陰起しています。「和」字が仰ぎます。

23.9mm、3.5g
符合泉志 初編六、古泉大全 八

陰起文(篆書)

四字とも小字で、とくに「寶」字が痩せて見え昂がって見えます。

23.6mm、3.5g
符合泉志 初編五、古泉大全 八

濶縁小字(真書)

宣和銭にしては濶縁で、「通」「寶」が特異です。「寶」字は腰を振っているようですね。

24.0mm、3.8g
符合泉志 初編五、古泉大全 九

濶縁小字(篆書)

上の真書と対銭になります。

24.3mm、3.9g
符合泉志 初編二、古泉大全 八

厚肉離寶(真書)

旧譜不載。厚肉の銭貨です。

24.6mm、4.6g

厚肉離寶(篆書)

京都の”大王”さんから頂きました!

24.3mm、5.3g
符合泉志 二編二、古泉大全 四

中禾

「和」字の「禾」が穿の中央にあることからの銘々です。

24.1mm、3.3g
符合泉志 二編八、古泉大全 八

降和

「和」字が降り進み俯します。

24.6mm、3.5g
符合泉志 二編七、古泉大全 八

小字廣穿(真書)

宣和銭の中ではやや廣穿に見えます。

24.3mm、3.6g
符合泉志 初編五、古泉大全 八

小字廣穿(篆書)

上の真書と対銭になります。

23.6mm、3.0g
符合泉志 初編五、古泉大全 八

小字連一(真書)

小字廣穿に似ていますが、「宣」字の末画が「日」画に近づいて見えます。

24.0mm、3.5g
符合泉志 三編四、古泉大全 七

小字連一(篆書)

小字廣穿に比べ4字とも小字になります。

24.2mm、3.3g
符合泉志 三編三、古泉大全 六

小字離一(真書)

小字廣穿に似ていますが、「宣」字の末画が「日」画と離れて見えます。

24.3mm、3.3g
符合泉志 三編五、古泉大全 六

廣穿大字(真書)

「符合泉志」初編のものですが、宣和銭の中でも威風を放つ書体です。

24.8mm、3.9g
符合泉志 初編四、古泉大全 八

廣穿大字(篆書)

上の真書と対銭になります。

24.9〜25.1mm、4.0g
符合泉志 初編四、古泉大全 八

楷宣廣和

「宣」の文字が楷書体になっています。類品に比べ、「和」字が大きくなっています。

25.0mm、3.6g
符合泉志 二編四、古泉大全 八

楷宣小和

「宣」の文字が楷書体になっています。

24.9mm、3.5g
符合泉志 二編五、古泉大全 八

楷宣狭穿

「宣」の文字が楷書体になっています。「通」字が仰いでいます。

24.6mm、4.1g
符合泉志 二編六、古泉大全 八

短寶大字(真書)

「和」字の一画目が長く見えます。

25.1mm、4.1g
符合泉志 三編四、古泉大全 六

短寶大字(篆書)

少し大字に見えます。「和」字がやや進み、「寶」足が内郭いっぱいのところにあります。

24.0mm、2.7g
符合泉志 三編三、古泉大全 五

短寶薄肉(真書)

「宣」字のウ冠が楷書風です。

24.1mm、2.5g
符合泉志 初編三、古泉大全 八(背反郭)

短寶薄肉(篆書)

掲載品は名前とは逆にずいぶん厚肉です。上の真書と対銭になります。

24.6mm、4.5g
符合泉志 初編七、古泉大全 八(背反郭)

短寶薄肉小異(真書)

「符合泉志」には掲載されていません。「宣」字低く「通」字が郭に寄り「寶」字が小さくなっています。

24.3mm、3.1g
古泉大全 九

短寶降和(真書)

「和」「寶」の文字が降って見えます。「通」字のバランスがおかしいですね。

24.8mm、4.3g
符合泉志 三編六、古泉大全 七

短寶降和(篆書)

このあたりは似たものが多く難しいです。。。

24.5mm、4.3g
符合泉志 三編八、古泉大全(短寶大字降和) 八

短寶面反郭(真書)

内郭が反郭気味です。

24.9mm、3.6g
符合泉志 初編四、古泉大全 八

短寶面反郭(篆書)

廣穿気味で、「寶」字が俯します。

24.8mm、4.1g
符合泉志 初編二、古泉大全 七

譜外(篆書)

短寶面反郭とよく似ていますが、銭譜にはないものです。

24.0mm、3.1g

短寶縮宣

「宣」字が縮字になっています。

25.0mm、3.5g
符合泉志 二編八、古泉大全 九

短寶狭穿(真書)

鳳凰山氏より頂きました。

24.0mm、2.8g
符合泉志 初編三、古泉大全 七

短寶狭穿(篆書)

「寶」字が内郭から離れています。

24.9mm、3.9g
符合泉志 初編五、古泉大全 八

短寶厚肉(真書)

厚肉で好感のもてるものです。

24.4mm、4.3g
符合泉志 初編五、古泉大全 八

短寶厚肉(篆書)

ぽってりした制作です。上の真書と対銭になります。

24.0mm、4.8g
符合泉志 初編四、古泉大全 八

短寶小字(真書)

小字で癖のない書体です。

25.0mm、3.8g
符合泉志 初編九、古泉大全 九

短寶小字(篆書)

上の真書と対銭になります。

24.4mm、3.5g
符合泉志 初編三、古泉大全 九

短寶小字(篆書)・末鋳?

小様銭です。。

22.7mm、2.3g

短寶背濶縁(真書)

名前の通り、背が濶縁になっています。

24.3mm、3.2g
符合泉志 初編四、古泉大全 九

短寶背濶縁(篆書)

上の真書と対銭になります。

24.5mm、3.7g
符合泉志 初編三、古泉大全 八


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