ごまこん(松戸の森ホール、2004/4/11夜の部) 感想とかネタバレとか
えっとまぁ、別ページにしたっていっても、単にネタバレ防止用にそうしただけなんでね、別にたいしたこと書くわけではないのです。セットリストとかよく覚えてないし。
なのでまぁつらつらと感想を書いていきます。
ライブとしてはね、よくできてると思う。これは見た人はたいてい感じてるんじゃないかなぁ。色んな工夫や演出がちりばめられていて、『ハロー系のライブは手抜き』っていうおととしくらいに作られてしまった印象を、確実に払拭してくれるものではないだろうかと思う。特にごっつぁんコンに関しては、ファンじゃない友人とかを連れて行ったとしても、ライブの内容に関してバカにされるようなことは無い水準まで達してるんじゃないかなぁ。
オープニングの映像を絡めた格好いい演出。派手に炎を吹き上げる特効(6列目だと、炎の熱波まで感じられた)。専属のダンサーさんたちの華麗なダンス。後藤の登場シーンのプチイリュージョン。電気仕掛けが頑張っているセットなどなど・・・・
セットリストもただ一点を除けばとてもいいと思う。なんといっても最初の曲と最後の曲の選曲がいい。両方非シングル曲なんだよね。このあたりハロー系のシングル曲が最初と最後は当たり前って状態(ハロー系っていうか娘。系だけか)に慣れてる身としてはとても嬉しいものである。もちろん非シングル曲だからいいってわけじゃなくて、最初と最後として絶好の曲だと思う。
ただ一点を除けばっていったのは、例のメドレー。あれは要らないよなぁ。せっかくのってきたところでブチッと切られてしまうあの気持ち悪さはやっぱやめて欲しかった。あれだったらその中の一曲だけをちゃんと歌って欲しいものだけれども。メドレーってのは、シングル曲を30曲くらいもってるようなベテランがやってくれると嬉しいこともあるけど、たかだが2枚しかアルバムをもっていない後藤にやらせる意図はちょっとわからない。あれは需要あるのかなぁ?
あと、前回のツアーのような、聞いてびっくりって曲がなかったのはちょっと残念かなとは思った。前回の未来の扉とか口づけその後みたいな飛び道具が一つくらい欲しかったような。まぁでも、後藤に娘。の昔の曲を求めるっていうこっちの考えの方が、そもそも間違ってはいるんだろうけどね。
ま、なんだかんだいっても、セットリストに関しては十分満足といっていいと思う。
さて、そんな感じのライブだったわけで、いいライブだったと思うんですよ。うん。多分見に行ったほとんどの人は絶賛してるんじゃないかなぁ。
だけど、実は僕は、正直なところそれほどすごいよかったなぁって感じでもなかったりするんだよな。もちろんダメってことはなくて、来月の神奈川県民にも喜んで行くつもりなんだけど、ただなんか終演後もそれほどテンションは高くなかった。
なんでだろうと考えてみるにいくつか理由はあるんだろうけど、一番大きいのは曲かなぁと思った。
僕は今回のツアーのなかで絶対聞きたいなぁって思ってた曲って言うと2曲しかない。『Paint
It Gold』と『晴れた日のマリーン』だけだ。もちろんその場で生で聞いていればいいと思える曲は多いんだけど、でもキラーチューンっていうか、そういうのはほとんどないわけだ。ごっつぁんが紅白でオリビアを歌うことについて、自分には代表曲ってものがないからみたいなことを言ってたときがあるけど、その状況がね、やっぱつらいと思うのだ。イントロが流れた瞬間に『きたー』って思える曲が少ないっていうのが。もちろんこれは僕の個人的な曲の嗜好もあるだろうけど、でも正直戦力不足を感じずにはいられなかった。
あとはまぁ、塗り絵のコーナーは入らないだろとか、稲葉んとの絡みのコーナーは中途半端なインタビュー形式はやめてちゃんとしたコントにでもして、ごっつぁんの近況なんかはごっつぁん一人のMCで聞きたいなぁとか。もうちょっと布の多い衣装の方がいいなとか(^^;
ごっつぁんのパフォーマンスについてはいうことないやね。
個人的に一番よかったのは『秘密』のときの、ファン一人一人に語りかけるような歌い方をするところ。あの曲では会場中のみんなが『今ごっつぁんは俺のために歌っている』って思ったかもしれない。少なくとも僕はそう確信しながら聞いていた。あの曲が一番後藤真希のすごさを感じた。
ま、まとめるとだ。すごくよいライブだったと思う。不満点はあるけど、それはスタッフや後藤にはどうしようもない問題(一部の頭の悪いボード持ちさん達の存在も僕のテンションを下げさせるのだがそれもどうしようもないしな)が大きいし。前回のツアーでも思った感想だけど、手持ちの武器で最大限の効果を出してくれてると思う。
オープニングの演出は一見の価値あるものだし、ごっつぁん節(最後のくさいMC)はもはや後藤の持ち芸といえるレベルに達していてとても素晴らしい。是非一度くらいは会場に足をはこんで体験してみて欲しいと思うものである。
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(ネタバレ回避用の別ページなのに、最後の締めがまだ見てない人向けなのはおかしいと今気がついたが面倒なので直さないことにする)