高橋愛ソロ写真集 ロケ地レポート(第2部)


2002/12/31  鉄橋と宿屋

写真集のロケ地巡りにおいて、もっとも探しがいがあるものといえばやはり屋外ロケ。それも都会の雑踏ではなく、人気の少ない場所、都心から離れた場所がベストです。
それらの場所は探しがいがあるので見つけた時の感動が強いというのももちろんありますが、それ以上に、実際にその場で浸れる感傷の強さもまた格別なのです。それは旅行というものがもつ特有の雰囲気のおかげでもあるだろうし、こんな場所にそれと知って来た人なんてほとんどいないだろうなという独占欲のようなものもあるかもしれません。
いずれにせよ、なんて言うのかな、ノスタルジックとでもいう気持ちになれるのです。


さて、今回の高橋の写真集においては、そんなロケ地巡り好きにとってはなんとしても行ってみたい場所が用意されていました。
それが鉄橋のシーン。
素朴な田舎の景色の中を走る単線の線路。そしてその線路の鉄橋の上にたたずむ高橋。この写真集の中で一番物語がある場面でもあると思います。
2002年の末。この鉄橋とその周辺地域に一泊二日で行ってきました。


なお、今回行った場所はほとんど、僕が1から探し出した場所ではありません。この辺りのロケ地についてはほとんど、この近辺に詳しい人に教えてもらいました。(どうもありがとうございます)
なので今回のレポに関しては、そこを見つけるるまでの過程というのはほとんど書いていません。いきなり目的地に着きます。あしからず。




で、鉄橋に着きました。


高橋が線路に立ってるシーンはここですね。
当然(なのか?)同じ場所に立ってきました。
なんかね、この辺りって本当にのどかな感じなんですよ。真下を道が通ってるけど、ほとんど車なんか通らないし。
そんな環境の中、ここで撮影したのかぁって感慨に浸るのはすごく気持ちがよかったです。天気もよかったし。

あと、鉄橋の線路の上をてくてく渡る『スタンドバイミー』ごっこもしてきました。
となりに退避路があるとはいえ、ちょっと怖かったです。だって近くに踏み切りなんかないから、近づいてきても分からないんじゃないかってね。さすがにそんなことはないだろうけども。あと、枕木の隙間から真下に川が見えるってのは結構怖い。
でも楽しかった。


そして、この鉄橋から200mくらい離れたところに同じくロケ地を発見。


何も落ちてなかったよ(当たり前)

ここ踏切っぽいけど遮断機とか、警報機とかはありません。車は目測で渡るのか?
あっでも、さすがにカンカンカンって音はなるのかなぁ?僕がこのあたりをうろちょろしてる間には電車(っていうかきっと電車じゃなくてディーゼル車かなんか)は通らなかったのでわかんないけど。


で、この場所ですけども、まずこの鉄道は『いすみ鉄道』っていう、千葉の房総半島の真中辺りを東西に走っているローカル線です。1両編成で、1時間に1本の割合で走っているそうです。こんど乗ってみたいな。
あと、この鉄橋の場所なんですが、実は車でこの路線沿いをぐるぐる走りまわってて見つけたので正確には覚えてないんですよね。ただ多分『くがはら駅』と『ふさもと駅』の間の鉄橋だったと思います。いずれにせよ、車がないとちょっと辛い場所だとは思います。



さて、鉄橋も見つけて残りは宿屋です。そう、高橋の写真集の撮影に使われた宿屋。
ただこの宿屋には既に宿泊の予約はしてあるので(!)、急いでいく必要はなかったので、翌日のゴルフに備え打ちっぱなしへ練習をしに行ったりして夕方までのんびり過ごしました。
そう、僕(ら)の主目的は翌日のこの近くのゴルフ場でのゴルフだったのです。ロケ地巡りはあくまでついでだったのです。嘘です。どっちかと言うと、ついではゴルフです。
ま、この宿屋からならゴルフ場行くのに早朝出発しなくてもいいので楽でいいってのは確かにありましたけどもね。



さて、夕方になってから宿屋に行きました。写真集のクレジットにも載っている『大屋旅館』さんです。千葉県は夷隅郡大多喜町の中心部にあります(参考リンク)。
外見はこんな感じ。
 写真集に同じカットの写真が小さくあります。

年代ものっぽいですが、実際筋金入りでして、この旅館は県の重要文化財に指定されているそうです。江戸時代からやってる由緒ある旅館だとか・・・・すげぇ。正岡子規が泊まった事があるとかないとかそんな話もあったり。
で、建物がそんな趣のあるものなので、ドラマのロケなんかにもたまに使われるそうです。僕が泊まった部屋には東映衣装のハンガーがあったりしました。

さて、旅館の中ですが・・・・いっぱいありました。
旅館の中の写真を勝手にとるのはよろしくないだろうなと思ったので撮ってませんが、写真集の前半の屋内のシーンはあらかたこの旅館内です。

こことか、


こことか、


こことかもね。


いやぁ、この旅館に1週間くらい泊まりたいなぁって思いました。
なんかねぇ、小さな建物の中に見覚えのあるシーンが密集してるんで、すごい、なんだろう、リアリティがあるっていうか、生々しいっていうか、不思議な感覚なんですよね、その場にいて。
1番上のピアノの場所は風呂場のすぐ横だし、2番目の椅子は泊まった部屋のすぐ横にあるし、ふすまあけたら写真集にある池が見えるし・・・・そんな場所に泊まるっていうのはなんか、同じ空間を共有してるって感覚がすごく強い。なんかおもしろかったなぁ。

まぁこの旅館自体すごい老舗ってこともあって、なんか雰囲気もいいんですよね。ビジネスホテルばっか泊まってる身としてはすごく新鮮で楽しかった。雰囲気がね、なんだろう、昭和っていうか、大正っていう感じ。それこそ、正岡子規が本当にここに泊まったんだとしたら、その時の雰囲気も今のこの感じと一緒なんだろうなっていう。そんな素晴らしい経験もできたのです。オタオタしい目的は抜きにしても泊まってよかったなっていう。
店の人も親切だったし、家庭料理って感じの夕食と朝食がついてて、7500円十分もと取れたなぁ。

なので、またゴルフの機会にでも泊まりたいなぁと思ってます。
ちなみに高橋の話なんかは聞いたりはしてないです。あくまで一般客。じゃないと、また行きにくいし。



そうだ。
あと、この旅館の目の前の道路が、高橋が自転車に乗ってるシーンなのですが、
 ここね(翌朝撮影)

その自転車が旅館の中においてありました。どうやらあの自転車は旅館で借りたみたいです。
なんとか貸してもらういい口実はないかなぁって一生懸命考えたんですが、いいアイデアは浮かんでこなかったや。

そんなわけで、とてもいい気分&十分な睡眠で翌日はゴルフに臨めましたとさ。スコアはあまりよくなかったけど。



とまぁ、今回はこんなところで。とりあえず一番の大物は仕留めたので、あとは気が向いたら探すって感じだと思います。中目黒とか駒沢公園は気が向いたら行くって感じで。

それよりも見つけたいのが写真集後半のどっかの庭先で取ったようなシーン。
赤い服にマフラーのとか、白いワンピースで小川の板の橋に立ってるやつとかね。
多分これバレエのシーンの建物の周辺とか庭だと思うんだけど、さすがに場所の特定は無理っぽいよなぁ。

ただ爪のマニキュアを比べてみると、中目黒、三軒茶屋は塗ってない。
駒沢公園とバレエのシーン、そして見つけたい庭先シーンは赤いのを塗っている。
ってことでバレエ&庭先シーンは駒沢公園と同じ日に撮ったものだろうから、比較的駒沢公園に近い場所にあるはず。駒沢公園周辺を小川をキーワードにぶらぶらしてみるとひょっとしてって気はしなくもないです。
ま、一応探してみようかな。


なので、この高橋写真集編は続くかもしれないし、続かないかもしれません。そいでは。



※多分いないとは思いますが、もし旅館に泊まりに行こうと思う人がいたとしたら、ちゃんとマナーは守ってくださいな。雰囲気が雰囲気なので騒いじゃだめなのは言うまでもないだろうけど、緑のサンダルとかもあったけど(高橋が池のシーンで履いてるやつ)、持って帰ろうとしたりしちゃだめ。確かに欲しいって思ったけどさ(^^;


※写真を勝手に撮るのはよろしくないと思うのですが、まぁ庭を1枚だけくらいなら許されるかなぁって思って、1枚だけ失礼して撮らせてもらいました。


泊まった部屋から見える庭の池です。高橋がいたのはこの写真の右側の方。





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